メディアインタラクティブは2月20日、全国の18歳以上のインターネットユーザーを対象に、動画共有サイト「YouTube」に関する利用実態調査を実施し、視聴しているコンテンツやサイトの認知経路、著作権侵害に対する意識などを調査したと発表した。
調査は2月1日〜2日、メディアインタラクティブの運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したウェブアンケート方式で実施した。有効回答数は2186人だった。
調査によれば、YouTubeを「視聴している・視聴したことがある」と回答した視聴経験者は全体の36.9%で、「視聴していないが名前と内容を知っている」と回答した11.1%と合わせた認知層は48.0%に達することが分かった。一方、「YouTubeのことは知らない」と答えた人は36.6%だった。
YouTube視聴経験者にYouTubeの認知経路を尋ねたところ、「友人・知人・家族などから聞いた」が21.2%で最も多く、次いで「インターネットニュース」19.8%、「個人のブログなど」17.5%、「2ちゃんねるなどの掲示板」16.4%となっている。また、YouTubeの話題性についての設問で「YouTubeのことを人に教えたり話題にしたことがある」と回答した人の割合は約7割に達した。メディアインタラクティブは、これらの結果から「YouTubeの口コミにおける話題性はかなり高い」とみる。
YouTubeで視聴しているコンテンツ(複数回答)は、「日本のテレビ番組」が62.7%でトップだった。以下、「ホームビデオなどで撮られた一般の人からの作品」50.1%、「日本の音楽プロモーションビデオ」35.6%と続く。最も視聴しているコンテンツ(単数回答)でも「日本のテレビ番組」が32.5%でトップという結果となった。
YouTubeの魅力は、「一般の人からの作品が視聴できること」が41.1%でトップ。このほか、「日本のテレビ番組やCMが視聴できること」36.9%、「見逃したテレビ番組が視聴できること」33.6%など、テレビ番組の視聴に関する事項を魅力にあげる人が多かった。
YouTubeに対する考えについては、「個人が楽しむ分には問題ないサイトだと思う」が圧倒的に多く、約7割を占めている。「特に問題のないサイトだと思う」と回答した6.3%を加えると、8割弱の人が「著作権などの問題なし」と考えており、「著作権侵害など問題のあるサイトだと思う」と回答した人の割合は18.2%にとどまった。
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