電子情報技術産業協会(JEITA)は2月15日、2006年12月分の移動電話(携帯電話、およびPHS)の国内出荷台数実績を発表した。
調査の結果、2006年12月度の移動電話機器の国内出荷台数は、前年同月比83.3%の396万8000台。うち、携帯電話は381万5000台(前年同月比83.7%)で、第三世代(3G)以上が374万3000台(同97.4%)となり、携帯電話における割合の98.1%を占めた。
一方、PHSは15万000台(同75.1%)。2006年2月以降、増加傾向が続いているものの、前年比では4ヵ月連続の減少となった。
また、2006年(1〜12月)の移動電話機器国内出荷台数は、前年比106.7%の4939万7000台。このうち、携帯電話の出荷台数は4777万台(前年比106.5%)を記録し、2年連続で前年比増となった。
さらに、3G以上の携帯電話は4354万5000台(前年比133.4%)。携帯電話の出荷台数のうち91.2%が3G以上の端末が占める結果となった。
JEITAでは、2006年の出荷台数の大幅な伸長を、番号ポータビリティ制度導入で、消費者の囲い込みを狙いたい通信事業者がワンセグ対応やネット検索などの魅力的なサービスを開始したり、多種多様なデザインや機能を搭載した新機種が投入されたためだと分析している。
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