MicrosoftとBTがマッシュアップコンテストを開催し、勝ち残った開発者に最大2万5000ドルの賞金を授与する。
両社は、今日のインターネット技術と通信アプリケーションを組み合わせて作った、斬新かつ有用な作品を募集している。同コンテストは、Microsoftが2カ月前に立ち上げた「Connected Services Sandbox」の一環として行われる。Connected Services Sandboxは、開発者が新しいマッシュアップを開発し、検証できる環境を整えていく取り組みだ。
マッシュアップとは、ウェブ上の複数のサービスから情報を取り出し、それを組み合わせることで新たなサービスを作ることを意味している。Web 2.0の大流行とともに、2006年には最大の話題の1つとなった。
BT BusinessのマネージングディレクターであるBill Murphy氏は、「Sandbox環境では、新しいサービスが考案、開発され、構想の状態から市場へ投入されるまでの過程を追うことができる。Sandboxコンテストを通して、ほかに類を見ないビジネスチャンスを育成し、最終的にはそれを顧客に提供したいと考えている」と述べた。
Murphy氏によれば、従業員数が10名までの企業に向けた通信統合ソリューションが、有望な審査対象の1つになるという。
例えば、音声、電子メール、インスタントメッセージング、ドキュメント共有などのアプリケーションを、「Windows Live」やeBay、Google、Amazon.comといった企業のサービスと組み合わせ、マッシュアップを作ることが考えられる。
コンテストに優勝した開発者は、賞金を受け取るか、両社が「非貨幣的な宣伝プログラム」と呼ぶキャンペーンに参加できるという。優勝者の発表は、6月にシカゴで開催されるトレードショーで行われる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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