TasteTV.comの Kevin ReedとA.K. Crump、その他のメンバーがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年12月22日)。
TasteTV.comは、メディアテクノロジ企業のTCB CAFE Publishing & Media LLCの一部です。「TasteTV」では、独自生産の食品やワイン、ライフスタイルに関する優れた番組をわれわれのオンラインオンデマンドのコミュニティーに提供しています。また、Tastemakers(テイストの作り手)、Tastesetters(テイストの仕掛け人)、 Taste Producers(テイストのプロデューサー)という形で人々がわれわれのプログラムに参加できるようにもしています。われわれのプログラムが取り扱う内容はかなり広範囲で、レストランのレビュー、最高においしい料理、チョコレート、ワイン、シェフのデモから、ファッションショー、モデル料理、商品や本のレビュー、そして旅などです。各プログラムは、米国、英国、フランス、日本、オーストラリアなど世界中から寄せられます。
2003年に「Indie Food Channel」として作られた構想がこのプロジェクトの始まりです。当時、われわれは新しい技術と放送のチャンスが生まれようとしていると考えていました。また料理やライフスタイルに関する素晴しい番組があるのに、努力しても配給の幅を広げることができずに狭いコミュニティーの中に埋もれていることに気付きました。視聴者や単独のプロデューサーにプログラム提供の機会を提供するというコンセプトには名前がありませんでしたが、今は皆が「Viewer Generated Content」または「Consumer Generated Media(CGM)」と呼んでいます。分析により見出したこの2つのベクトルを軸に、われわれはこの「Indie food channel」の構想をつくり2004年に立ち上げたのです。ご存知のとおり、もちろん今はTasteTVです。しかし、Indie Food Channelとして立ち上げた当初は、われわれがどのようにして「放送局やケーブルナンバーを持たずにチャンネルになれるのか」をアナリストやメディアウォッチャーに説明するのに2年間を費やしました。今では誰もが「チャンネル」を持っており、われわれは自分たちが切り開いたとも言えるコンセプトから先行してきたのです。
これはフルタイムのプロジェクトですので、TasteTVのために終日(夜も)働いています。さらに。本の出版も行っており、そのための仕事もあります。一部の本はTasteTVのコンテンツまたはブランド設定の機会を提供しているからです。われわれが出版する本には、料理に関するものもあればライフスタイルに関するものもあります。また、人間関係やビジネス経営に関するハウツ−本(例:「Everything I Know about Dating I Learned in Business School」)もあります。毎年行っている写真と芸術のコンテスト(www.PhotoContest2006.com)をもとにした写真集など、アートの本もあります。さらには、競合他社が行っていることや、われわれの役に立つ新技術の活用においては常にトップにいなくてはなりません。
協力者はたくさんいますが、中心メンバーはA.K. Crump(最高経営責任者(CEO))、私Kevin Reed(事業開発ディレクター)、S. Green(ディレクター)、Susan Jones(ホストおよび事業開発)、Laurie Gauguin(ホスト及びリレーションシップマーケティング)、Natasha Levitan(制作)で、そのほか何人かの優秀なスタッフがいます。もちろん、われわれのパートナーであるBrightcoveも大きな役割を担っており、われわれも彼らに大きく貢献しています(Brightcoveのために制作したビデオを実際に見ることができます)。
サイトを魅力的で、面白くて、役に立つ、スマートなものにすること。ユーザーインターフェースは直感的に分かりやすいものにすること。トピックを明確で分かりやすくすること。参加しやすいものにすること。タグの使いやすさなどを近々に改良する予定です。
でももちろん、重要度の低いオプション機能にこだわるつもりはありません。顧客満足が常に第一です。
きちんとしたベータ版トライアルが本当に役立つこともありますが、IT業界におけるA.K.や私のこれまでの経験から言うと、プロジェクト担当者は実物でのベータ版テストを本当はやりたくないという場合もあり、その場合それが「プリセール」であることを説明し、その後に一般公開することになります。A.K. Crumpは実はマーケティングの教授でマーケティングビジネスのコンサルタントでもあるので、この件については彼のほうが詳しいでしょう。彼はSAPとMicrosoftが共同開発したソフトウェア「Duet」の発表に一役買った人物です。自分の著書(「Everything I Know about Dating I Learned in Business School」)を使ってビジネスのコンセプトを分かりやすく説明する授業も行っています。この本の第二版の中国語版を世界に販売する版権がちょうど売れたところです。
ビデオの再生には主にFlashを使用しています。別のタイプのテクノロジも使っていますが現時点では明かしたくありません。しかし、Brightcoveのさまざまな技術は世間一般に知られていて、ビデオプレーヤーやコンテンツ管理用にはそれを使っています。
参加、協力の申し出です。人々がわれわれのサイトに参加できるようにする新しい方法について常に考えています。
一方で、YouTubeやmySpaceの手法がある特定の種類のオンラインビデオ機能の標準となっており、その手法が常に最適ではないとしても、ユーザーは既にそれに慣れ親しんでいます。
世界中です。でも当社はサンフランシスコにあるので、多少の偏りがあるのは想像がつくでしょう。
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