インターネットサービスプロバイダ(ISP)に向けたアウトソーシング事業を手がけるフリービットが3月20日に東京証券取引所マザーズ市場に上場することが決まった。証券コードは3843。
上場に伴い、1700株を公募し、300株を売り出す。公募・売り出し価格の仮条件は2月27日に決定され、ブックビルディング期間は3月1日から3月7日まで。公開価格決定日は3月8日となる。主幹事はみずほインベスターズ証券が務める。
フリービットは代表取締役社長CEOの石田宏樹氏が2000年に設立した企業で、ISPに対して運営に必要なネットワーク環境や設備、課金業務などを請け負うアウトソース事業が中核。
2006年4月期の売上高は前年同期に比べて1億5107万8000円増の37億1296万5000円、経常利益は同3億6505万6000円改善し8790万1000円の黒字に、純利益は5億4346万8000円改善し8850万4000円の黒字にそれぞれ転換した。
ただしISP事業者向けアウトソース事業は2004年4月期をピークに縮小傾向にある。同社はユビキタス事業と呼ぶIPv6関連事業を新たな成長領域に掲げており、今後はこの分野に力を注いでいく考えだ。
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