W-ZERO3[es]本体と同時に、スケジュール未定ながらも、「発売の予定」とアナウンスされていたのが、このワンセグ受信ユニットだ。発売日の12月5日は、やっとか、という思いで、購入したユーザーも多いことだろう。
遅ればせながら、機材を借用し使用してみた。
結果から先にいうと、ワンセグ受信機としてW-ZERO3[es]を実用的に使うことができ、十分満足のいく周辺機器として仕上がっているようだ。
このワンセグ受信ユニットは、販売はウィルコムからであり「純正周辺機器」だが、開発は、ピクセラによるものだ。ピクセラは、ご存知のように、ノートPC用のカード型ワンセグチューナーカードやワンセグ向けLSIの開発なども行っているメーカーで、この製品にも同社LSI,たとえば暗号化LSI(PIX-LD010)、USBコントローラ(PIX-MC20)などが搭載されている。
ところで、W-ZERO3[es]以外で、ワンセグが見られるデバイスとしては、ワンセグ対応携帯電話や電子手帳、それにPC用のワンセグチューナなどが考えられる。W-ZERO3[es]とそれらを比較してみると、セットアップに必要な手間はPC用のワンセグチューナに近い。
ケータイ電話ならば、チャンネルあわせさえすればワンセグ放送を見られるのが普通だが、W-ZERO3[es]の場合、PC用のチューナと同様に、ワンセグ受信ソフト「Station Mobile」のインストールというひと作業が、必要となる。
なお、Station Mobileは受信ユニットに添付されているCD-ROMにも収録されているが、こちらではなく、ピクセラから提供されている。W-ZERO3[es]本体の縦横切り替えボタンを押すタイミングによって画面構成が崩れる場合があった問題など、使い勝手の大きな問題が修正されているので、確実にこちらを適用するようにすべきだ。
このソフトのインストールが完了したら、ワンセグ受信ユニットを本体に接続し、ソフトを起動するとワンセグ放送が見られるようになる。
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