ビクターは、HDDビデオカメラ「Everio」の新ラインアップとして、1920×1080iのフルHD記録を実現する「Everio GZ-HD7」を発表した。発売は3月中旬より。価格はオープン、実勢価格は20万円前後と見られる。
HDDビデオカメラの先駆けモデルとして人気を集めるEverioは、記録メディア別売り上げで半数以上をしめるトップシェアブランド。従来記録画質はSDタイプのみで、今回発表されたGZ-HD7が、初のフルHD記録対応モデルとなる。
HDビデオカメラはすでに数社から登場しているが、本製品は1920×1080i、MPEG-2 TSのフルHD記録できることが最大の特長。既発売のHDビデオカメラの多くが1440×1080iというハイビジョン記録を行っているのに対し、フルHDパネルを採用した薄型テレビやプロジェクターで再生してもあますところなく再現できる。
撮影部には60GバイトのHDDを内蔵し、フルHD記録のFHDモードで最大約5時間の記録が行えるほか、高画質画像処理エンジン「HDギガブリッド」の搭載、放送局用カメラで定評のあるFUJINONレンズの採用など、フルHD記録のための新技術を多数盛り込んでいる。
さらにコンポーネント端子、HDMI端子のほか、i.LINK端子も備えるなどインターフェイスも豊富だ。
同梱製品として、Windows PC環境用のフルHD映像編集ソフト「CyberLink BD Solution」とMacユーザー向けプラグインも用意されている。
Everioとは別売になるが、専用のDVDライター「CU-VD40」も3月下旬より発売される。価格はオープン、実勢価格は5万円前後。
VD40はEverioとUSB接続し、フルハイビジョン映像をDVDに保存することが可能。2層式のDVD-Rディスクに約40分間のフルHD映像を保存できるほか、HDMI端子経由で対応薄型テレビへの出力などが行える。ただし、こちらで制作したフルHD映像のDVDをほかのDVDプレーヤーなどで再生することはできない。
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