Windows Vista搭載でさらにパワーアップ--世界最軽量モバイルノートPC VAIO 「type G」

文:石井英男 写真:津島隆雄2007年02月15日 17時28分
ソニー
VGN-G1ABNS
内容:ソニーのVAIO 「type G」は、軽くて丈夫でバッテリー駆動時間も長いという、三拍子そろったモバイルノートPCである。初代VAIO 「type G」が登場したのは2006年秋だが、Windows Vista登場にあわせてマイナーチェンジが行われた。春モデルのVAIO 「type G」は、OSがVistaに変更されただけでなく、CPUやメモリといった、PCとしての基本スペックも向上していることが魅力だ。

ビジネスユーザーのために誕生したVAIO 「type G」

  • Windows Vistaを搭載したVAIO 「type G」の春モデル

 従来のVAIOシリーズは、AV機能が充実した製品が多く、コンシューマ向けモデルとしての性格が強かったかもしれない。VAIO 「type G」は、VAIOシリーズ初のビジネス向けモバイルノートPCとして企画された製品であり、携帯性と堅牢性、バッテリー駆動時間という、モバイルノートPCで特に重要なスペックをとことん追求して作られている。VAIO 「type G」には、光学ドライブ非搭載の1スピンドルモデルと、光学ドライブ搭載の2スピンドルモデルが用意されているが、今回登場したVista搭載の春モデルの場合、1スピンドルモデルの重量はわずか約898g、2スピンドルモデルでも重量は約1124gしかない。1スピンドルモデルの約898gという重量は、12.1インチ液晶搭載モバイルノートPCとして世界最軽量を誇る。ボディサイズは277×215×23.5〜25.5mmと、非常にスリムだ。天板もフルフラットなので、カバンなどへの収まりもよく、片手で本体をつかんで、さっと出し入れできる。携帯性は、現在販売されているモバイルノートPCの中でも、確実にトップクラスといえる。

  • 天板がフルフラットなので、カバンなどへの出し入れもスムーズに行える(ボディカラーはブラック)

 VAIO 「type G」の魅力は携帯性だけではない。いくら軽くて薄い製品でも、衝撃や圧力などに弱く、すぐに壊れてしまうようでは、モバイルノートPCとしては失格だ。VAIO 「type G」では、ボディの天板と底面、パームレスト部分の3面に軽くて丈夫なカーボン素材を使うことで、非常に高い堅牢性を実現。天板への平面加圧振動試験120kgfや動作時の72cm落下試験、非動作時の90cm落下試験といった、非常に厳しい試験をクリアしている。動作時の72cm落下は、オフィスなどで机から落とした場合を想定している(一般的な机の高さが72cm程度)。また、非動作時の90cm落下は、片手で本体を抱えて持っていて、うっかり落としてしまった場合に相当する。さらに、内蔵の3軸加速度センサーによって落下などを感知すると、HDDのヘッドを退避させて大事なデータを保護する「VAIOハードディスクプロテクション」も装備する。

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