キーボードやポインティングデバイスは、ユーザーが直接触れるインターフェースであり、使い勝手を大きく左右する重要なパーツである。VAIO 「type G」は、キーボードのできも非常によい。キーピッチは約17mm、キーストロークは約2mmで、配列も標準的である。このクラスのモバイルノートPCでは、縦方向が短い長方形キートップを採用している製品もあるのだが、VAIO 「type G」では、縦も横も同じ長さの正方形キートップを採用しているため、窮屈な感じはせず、快適にタイピングが可能だ。また、設計を一から見直すことで、キーの打鍵音を抑えたことも特筆できる。会議時や取材時にメモをとる場合など、キーの打鍵音が気になることがあるが、VAIO 「type G」なら打鍵音が静かであり、周囲に気兼ねなく使うことができる。キートップの文字の印刷には、剥がれにくいレーザー刻印を採用。長期にわたって使用していても、文字が消えるようなことはない。ポインティングデバイスとしては、インテリジェントタッチパッドを搭載。こちらの操作性も良好だ。また、キーボード右奥には、2つのショートカットボタンが用意されており、プレゼンテーション用設定への変更やアプリケーション起動などを割り当てることができる(2スピンドルモデルの場合、右側のショートカットボタンは、ドライブイジェクトボタンになる)。
インターフェースとして、USB 2.0×2や外部ディスプレイ出力(アナログRGB)、LAN,モデムなどを装備する。さらに、1スピンドルモデルではIEEE 1394端子も用意されている。PCカードスロットを備えているほか、メモリースティックスロット(標準/Duoサイズ対応)とSDメモリーカードスロットが用意されていることも嬉しい。メモリースティックDuoやSDメモリーカードに対応したデジタルカメラで撮影した写真を簡単に取り込むことができる。
ワイヤレス機能も充実しており、IEEE 802.11a/b/g対応無線LANとBluetooth 2.0+EDRに対応。キーボード左奥に、ワイヤレスON/OFF切換スイッチが用意されていることも評価できる。飛行機内や病院内など、電波を発することが禁じられているシチュエーションでも、素早くワイヤレス機能をオフにできるので便利だ。また、パームレスト右手前部分には、無線LANやBluetoothのインジケーターも用意されている。
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