ソニーの勇敢な騎士、ストリンガーCEO(前編) - (page 3)

文:Michael Kanellos(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年01月31日 10時30分
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 デジタルの世界で難しいことの一つは、ある企業が多くの黒字を出すために、別の企業が赤字を抱える場合があることです。これは、われわれが人々に伝えておかなくてはならないことです。これが、デジタルの世界の違いです。アナログの世界では、1つの損益計算書の中で自己完結することが意味を持ちます。水平型のデジタルの世界では、そうではありません。

 例えば、映画館用の4000ドルのプロジェクタを何台か買うことについて検討しているとしましょう。これは短期的には費用になりますが、映画会社の複数のスタジオの1億6000万ドルの節約に繋がります。さてこの、洗練された製品ではあるものの、コストの意味合いを持つ4000ドルのプロジェクタの計画を前に進めるかどうか、どうやって決めればいいでしょうか。狭いアナログの損益計算書に基づく判断では、おそらくこの計画を進めるという判断にはならないでしょう。しかし、もし会社の別のところで節約につながるとしたら?このような、左手は右手の売り上げを作れるし、逆も可能だというような考え方に、会社を慣れさせなければなりません。そしてこれが、Sony Unitedが示す企業文化の変化の一部なのです。

 統合と集中については、非常に多くの議論や考え方がありますが、今ではコンテンツがハードウェアの売り上げを伸ばすということについて確信があります。Talladega Nightsは、ビデオ店の店先に並ぶ前に、PS3と一緒にリリースされました。これが、ソニーの一部がソニーの別の部分のために働くということです。以前には、われわれはこういうことはしていませんでした。われわれは、別々の世界に住んでいたのです。

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