Symantecは米国時間1月29日、IT管理ソフトウェア会社Altirisを、約8億3000万ドルで買収する計画であると発表した。
ユタ州リンドンに本拠を置くAltirisは、ノートパソコン、モバイル機器、サーバなど企業資産の管理や設定を行い、コスト削減と業務の簡略化を実現するソフトウェアを開発している。
Symantecの最高経営責任者(CEO)John Thompson氏は発表で「セキュアなエンドポイント環境とは、管理の行き届いた状態をさす。最良のセキュリティには、悪用の恐れがある脆弱性を修正し解決する能力も求められる」と述べた。
今回の買収は、モバイル機器、ノートパソコン、デスクトップパソコン、サーバなどを対象にした、Symantecのエンドポイント向け製品の強化を狙ったもので、2007年第2四半期に完了する見込み。
Symantecは近年、セキュリティ専門の企業から脱却しビジネス管理ソフトウェア業界に参入するため、企業買収を進めている。同社が最近買収した企業には、コンプライアンス製品のBindViewや、データオートメーションソフトウェアのRelicoreなどがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」