この2週間ほど、Linksys製「iPhone」がオープンソースコミュニティーから激しい非難を浴びている。Loohuis Consultingのコンサルタントでソフトウェア研究者のArmijn Hemel氏が、Linksysは同社製のIPフォン、つまりiPhoneに含まれるいくつかのコンポーネントのソースコードを公開していないと非難したのが発端だ。iPhoneはオープンソースのOSである「Linux」をベースにしているため、こうした行為は「GNU General Public License」(GPL)違反にあたる。
Cisco Systems(LinksysはCiscoの傘下)のグローバルメディア事業部門で上級マネージャーを務めるJohn Earnhardt氏は、Ciscoの公式ブログで、いくつか寄せられたクレームのうち、少なくとも「iPhone WIP300」モデルのGPL遵守に関する問題の1件については解決に向けた措置をとったと述べ、そのほかの問題についても調査を進めているところだと書いた。最後に、この問題を取り上げたHemel氏に対する謝辞も述べた。Earnhardt氏はまた、オープンソースコミュニティーに向かって、Ciscoへの協力も呼びかけている。
「オープンスタンダードに従うことは、われわれにとって非常に重要なことであり、われわれは、われわれが利用するオープンソースライセンスの条件をすべて確実に満たしていくために、今後も必要な行動をとり続ける」と、Earnhardt氏はブログに記している。
Ciscoは現在、iPhoneの商標権侵害でAppleを提訴している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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