DeNA、第3四半期決算を発表--モバゲー人気が成長を後押し

岩本有平(編集部)2007年01月25日 21時00分
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 ディー・エヌ・エー(DeNA)は1月25日、2007年3月期の第3四半期(2006年10月-12月)の連結決算を発表した。売上高は37億3700万円(前年同期比113%増)、営業利益は11億9400万円(同83%増)、経常利益は12億2200万円(同87%増)当期純利益は6億1300万円(同23%増)となった。通期見通しは売上高128億円、経常利益が37億5000万円となっている。

 セグメント別で見ると、ウェブコマース事業の売上高は9億1800万円で前年同期より27%増加した。代表取締役社長の南場智子氏はモバイル経由のECの成長が著しいと説明する。モバイル向けのショッピングサイト「ポケットビッダーズ」やKDDIと協業しているショッピングモール「au Shopping Mall」の売り上げが大幅に拡大。ポケットビッダーズとau Shopping Mallをあわせた取扱高は前年同期比2.3倍、ページビュー(PV)は2.3倍、ユニークユーザー数は2.9倍となり、「モバイルのみで月商1億円を超える店舗も誕生した」(南場氏)という。

 ウェブコマースと並んで同社の柱であるモバイル事業も好調だ。売上高は前年同期比194%増の23億9800万円で、その内訳は以下の通りになっている。

売上高内訳(単位:百万円)
第3四半期第2四半期増減比(%)
モバオク66459910%
ポケットアフィリエイト1428114724%
モバゲータウン810399103%
その他(モバコレ・ページェントなど)331115193%
連結・部門内消去▲837▲436-
セグメント合計2398182431%
モバゲータウンの売上げにはポケットアフィリエイト経由の金額も含まれているため、ポケットアフィリエイトと重複した売り上げを連結・部門内消去として差し引いている

 モバイル事業の中で最も成長を遂げたのはモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」だ。2006年4月時点ではユーザー数は38万人だったが、12月末時点では259万人まで急増、2007年1月には、1日2億PVを突破しており、をモバイル向けのSNSとしては最大規模を誇る。

 モバゲータウンでの売り上げの内訳は、ユーザーがスポンサーサイトを利用することで収入を得る成果報酬型広告が80%、バナーやメールマガジンによる広告が15%、残りは12月に開始したアバターのアイテム販売となっている。現状ではほとんどが成果報酬型の広告収入だが、南場氏は「モバゲータウンの知名度向上とともにナショナルクライアントの広告の増加しているほか、アバターのアイテム販売も好調」と説明した。

 第4四半期にはモバゲータウンにニュースや天気予報といった情報系のコンテンツを追加し、ポータルとしての媒体価値を高めることを目指す。さらにモバゲータウンを使い自社サービスや他社サービスへ送客機能を高めていく。そのため第4半期では4億〜5億円程度の予算を確保して積極的な広告宣伝活動を進めるとしている。

 また、BtoB向けのショッピングモール「NETSEA」やページェントサービス、2006年に買収したエアーリンクによる旅行代理店事業や中国事業なども強化する。さらにM&Aも視野に入れて新事業への参入も検討していくとした。

 なお、DeNAでは事業拡大に備えた内部留保充実のため、配当を実施していなかったが、2007年3月期には連結純利益の10%を配当性向のめどとするとした。正式には2007年6月の定時株主総会で決定する。

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