通学や通信教育に加えて、e-ラーニングやポッドキャスティングなど自己学習の選択肢が広がっている。そこで今回は「社会人の自己学習におけるチャネル動向」をテーマに、社会人の自己学習スタイルについて調査を実施した。
今回の調査は1月12日〜1月15日で行い、全国の1165人の男女(男性53.30%、女性46.70%)から回答を得た。また調査に回答いただいた年齢層は20歳代が24.98%、30歳代が26.18%、40歳代が24.98%、50歳代が21.20%、60歳代が2.32%、70歳以上が0.34%であった。
今後、自ら学習をして自分の能力を高めたいと考えている人は89.96%と約9割の人が学習意欲を持っているという結果が得られ、学習したい内容として、仕事のスキルに関すること(58.49%)、教養を高めること(56.77%)、趣味に関すること(54.68%)、資格に関すること(50.00%)という結果になった。
現在、自己啓発として学習をしていると回答した人の学習方法として、読書(57.93%)が圧倒的に多く、通信教育(23.14%)、学校に行くなどの通学型(18.16%)、e-ラーニング(11.09%)と続く。全体としては学校に行くなどの通学型で勉強をしている人よりも個人の自習型で学習をしている人が多いようだ。e-ラーニングやポッドキャスティングなど、インターネットを活用した学習方法も選択肢の1つに上げられている。
また、最も望ましい学習方法として、読書(27.10%)、通信教育(27.00%)、学校に行くなどの通学型(26.15%)、e-ラーニング(12.98%)、ポッドキャスティング(1.72%)と、読書や通信教育のような自習型と学校に行くなどの通学型が肩を並べる結果となった。
自習型の学習方法を求める理由として、時間が有効的に使えるから(69.90%)、自分のペースで学習を進めたいから(58.25%)、費用があまりかからない(49.93%)、学校に通うのは面倒だから(34.26%)、近くに学校がないから(17.61%)という結果が得られ、あいた時間を利用して、お金をあまりかけずに学習したいと思っている人が多いことが明らかになった。
今後、効率よく学習するための条件として、まとまった時間がなくても学習できること(61.55%)、まとまったお金がなくても学習できること(59.66%)、自分の能力、レベルに合った学習ができること(54.85%)、PCを利用して学習できること(37.17%)、移動しながら学習できること(23.61%)、耳・目の両方から学習できること(21.29%)と、より効率的に学習するためのニーズは多岐にわたっている。
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