個人レベルで注目している製品やサービスを探るため、今年こそ購入、利用したいもの(すでに購入、利用しているものを除く)を尋ねてみました。回答数が多かった上位10品目は次のとおりです。
●今年こそ購入・利用したいIT/デジタル関連の商品やサービスは?(複数回答)
1 | Windows Vista(搭載パソコンを含む) | 25.6% |
2 | ハイビジョン液晶テレビ | 19.6% |
3 | Wii | 18.9%% |
4 | ニンテンドーDS Lite | 17.7% |
5 | 小型軽量のノートパソコン | 13.4% |
6 | ワンセグテレビチューナー付き携帯電話 | 12.0% |
7 | 光ファイバ回線 | 10.4% |
8 | PLAYSTATION 3 | 10.3% |
9 | DVD対応デジタルビデオレコーダー | 10.2% |
10 | 一眼レフデジタルカメラ | 9.8% |
ここでも回答が最も多かったのは「Windows Vista(搭載パソコンを含む)」(25.6%)でした。すでに各メーカーからは続々とVista搭載の春モデルが発表されていますが、なかでも目新しいのはソニーの「VAIO TP1」や富士通の「FMV TEO」など、テレビとの接続を前提とした機種です。Windows XPではなし得なかったWindowsのリビングへの進出が、Vistaの登場で一気に加速するかもしれません。
次いで多かったのは「ハイビジョン液晶テレビ」(19.6%)でした。2006年からの価格下落が進んだお陰で、大手メーカー製の32インチのものでも10万円ちょっとで買えるほどになりました。「プラズマテレビ」の回答率も9.7%に上ります。地上デジタル放送の世帯カバー率が84%に達したこともあり、2007年は2006年以上に薄型テレビが普及することでしょう。
3位と4位には奇しくも任天堂のゲーム機が顔を並べました。「Wii」(18.9%)は2006年の年末商戦の話題をさらい、売り切れる店が続出。「ニンテンドーDS Lite」(17.7%)にいたっては、2006年2月の発売から1年近くたった今でも品薄な状況が続いており、まさに「今年こそ手に入れたい」と切望する人が多そうです。一方の「PLAYSTATION 3」(10.3%)も1月16日に国内出荷100万台の達成を発表。その高いポテンシャルで、2007年にどんな展開を見せてくれるのか楽しみです。
「一眼レフデジタルカメラ」(9.8%)のユーザーも増えそうです。これまでキヤノン、ニコンの2強が占めていた市場に、2006年はソニーが参入、ペンタックスも低価格機を投入したことにより、10万円クラスの入門機の選択肢が増えました。これまで一眼レフカメラを手にしたことがない人が購入するケースも多いとあって、これから一層注目されそうです。
全体として製品への注目が強い結果となりましたが、2007年は携帯電話会社の新規参入や、「PASMO(関東私鉄のICカード乗車券)」、世界最大規模のソーシャルネットワーキングサービス「MySpace.com」の本格始動、仮想世界「Second Life」日本語版などの期待できるサービスも控えています。こうした新しいサービスが、私たちの生活を楽しく便利にしてくれることにも期待したいところです。
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