人気のオーバーヘッド型のノイズキャンセリングヘッドフォンがマクセルからもリリースされた。ノイズキャンセリングヘッドフォンとしては、後発となってしまうのは否めないが、その分、騒音を最大90%カットするという、最高クラスのノイズキャンセリング能力を誇っている。高音質化システムヘッドフォンとして、「Vraison」シリーズを発表するなど、ヘッドフォンへの新たな展開をみせているマクセルだけに、ノイズキャンセリングヘッドフォンとしての実力も期待が高まる製品だ。
実際に聴いてみると、周囲の雑音がかなり軽減されているのがわかる。ただし、無闇に外音を低減しているのではなく、耳障りな音のうねりのようなものを中心に低減しているようだ。たとえば、騒然としたファミレスで試してみた場合は、空調や食器のぶつかる音、さらに普段では気づかないような微細な騒音がカットされている。周囲の会話がすべてカットされるわけではないので、一瞬効いているかわからない気もするが、全体的にクリアな印象を得られるので、不快感が軽減される。
音楽を聴いていればより効果は高いのだが、何も聴いていなくても軽減されているのが実感できる。もちろん、耳栓ではないので、まったく音が聞こえなくなるわけではない。また、それとは逆に音漏れに関してもキッチリ防いでくれている。密閉型の構造が音漏れを極力軽減。聴いている人だけでなく、周囲への配慮も考えられている。
ヘッドフォン自体の音質も高く、さまざまなメディアやジャンルの音楽を聴いても納得のいく音質を誇っている。多少音が押さえ気味の印象もあるが、音を引き裂くようなハードロックを大音響で聴くようなことでもない限り問題はないだろう。
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