最大90%まで騒音をカットするノイズキャンセリングヘッドフォン--マクセル「HP-NC22」 - (page 2)

マクセル
内容:大人気のノイズキャンセリングヘッドフォンにマクセルモデルが登場した。最大で騒音を1/10にまで低減するという業界最高クラスのノイズキャンセリング機能を搭載したハイスペックさが大きな特長。また、騒音だけでなく、ネオジウムマグネットや大口径40mmドライバユニットなどを採用し、高音質にもこだわった高品位さも魅力だ。

装着感は高いが、鞄の中を圧迫する大振りサイズ

  • ハウジング部が90度回転する。安定した形で収納しておけるがコンパクトな印象は薄い

 オーバーヘッド型ヘッドフォン最大の問題点はやはりその大きさ、携帯性である。このレビューでもさまざまなオーバーヘッド型が紹介されているが、どれもコンパクトに収納できることも売りにしている。そういった点では、HP-NC22は今ひとつの印象だ。一応、折りたたみ式にはなっているのだが、ハウジング部が90度回転する程度で、ヘッドバンド部を含めた全体的な大きさはあまり変化がない。

 専用のキャリングケースが同梱されているものの、持ち歩くには、かなりのスペースを鞄の中で占めてしまう。同社のオーバーヘッド型ヘッドフォンには、コンパクトにたためるタイプがいくつも存在しているので、その技術を応用してほしかったところだ。

 一転して使用状態は、快適で使いやすい。ノイズキャンセル機能がハウジングに内蔵されており、使用電池も単4電池1本と左右のバランスを崩すことなく装着することができる。耳を抑えるパッドの力加減も絶妙で長時間の使用でも問題なく使用できる。ケーブルも0.5mの接続コードと1mの延長コードがそれぞれ独立している。

 このほか、同梱されているものとしては、定番の航空機用アダプタとステレオ標準プラグがあり、さまざまな使用場面に対応できそうだ。

  • 専用キャリングケースに収納。保護能力は高いが、大きさと厚みはかなりもの

  • 右側のハウジング部に電源となる乾電池を収納する。単4電池1本と軽い

  • 同梱品の航空機用アダプタとステレオ標準プラグはどちらも金メッキ仕上げ

据え置きもしくは装着したままでの持ち歩きに最適か

 ノイズキャンセリング機能や音質では、まったく問題はないが、使用していないときの持ち運びについては、考えさせられてしまう部分はある。どちらかというと、携帯するよりは、据え置きでの使用に適しているだろう。例えばオフィスでのボイスレコーダーの内容確認や文字おこす時、英会話や受験のリスニング学習など。また、ヘッドフォンを首にかけるなど、常時ヘッドフォンを身に着ける人にとっては、まったく問題がないだろう。

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