これらの新機能だけでも素晴らしいが、Chambers氏はさらに、子供たちが視聴する映画や音楽を親が完全にコントロールできるよう、Ciscoが防御策の確保を支援していくと語った。また同氏は、これら全ての機器やサービスをネットワーク接続するために用いられる技術は今後一層複雑化していくが、Ciscoはその複雑さを消費者に感じさせることなく、彼らが機器のネットワークへの接続や利用を容易に行えるように取り組んでいくと付け加えた。
「われわれの基本理念は、全ての機器をあらゆるモードで、いなかるアプリケーションにも接続できるようにすることにあり、さらに、それは容易である必要がある。また、安全であることも絶対条件だ」(Chambers氏)
Chambers氏は一例として、ホームネットワークに接続された防犯カメラが、自らのインストール、設定を自動的に行うデモを行った。ネットワークがカメラを検知し、自宅のPCやモバイル機器にメッセージを送信する。それを見たユーザーがボタンをクリックし、カメラのネットワークへの接続を許可する仕組みだ。
Chambers氏は、ホームネットワークのこれらの新機能の説明に加え、ネットワーキングの新時代が、いかにして最終的にCiscoの従来の事業の売り上げ増に寄与するかを説明した。現在同社は、サービスプロバイダーや企業ユーザー向けのネットワーキング機器を販売している。Chambers氏は、将来のキラーアプリケーションはビデオだと語る。ビデオが、ネットワーク容量に対する需要を爆発的に増大させるという。将来、ネットワーク容量の年間増加率は50%〜100%にとどまらず、200%〜500%程度にまで達するだろう、と同氏は指摘する。
Chambers氏は「2010年までに、ネットワーク接続された近隣にある20世帯がネットワークにかける負荷量は、1995年当時のインターネット全体の負荷量を上回る」とし、「これこそまさに、ネットワーキングユーザーが興奮する出来事だ」と語った。
また同氏は、「われわれは、当事者双方にとってプラスとなる提携の存在を信じている」とし、「それこそ健全なギブアンドテイクの関係であり・・・(最終的に)全ての関係者に大きな利益をもたらす」と付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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