パイオニアは1月9日、新開発のパネル技術を採用したプラズマテレビを全世界で発売すると発表した。コントラスト比と色の再現性を向上させたのが特徴で、1月8日から米ラスベガスで開催されている「2007インターナショナルCES」で公開した。
パネル構造、フィルター、駆動シークエンスなどの電気回路を全面的に見直し、ディスプレイの基本性能を高めた。パネル構造では黒色のレベル輝度を従来パネルの5分の1に低減、黒の階調をより細かく表現できるようにした。また、暗い部分の輝度を抑え、「青」「緑」「赤」の画素を正確に細かく制御することで、暗い場面で鮮明な色の再現を可能にした。さらに、新フィルターの採用で、明るい照明環境下でも深みのある黒を再現できるようにした。
同社では、07年夏の北米での発売を皮切りに、欧州や日本でも新パネル技術を搭載したプラズマテレビを順次販売する予定。
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