自由、平等、平和--運営者が語るSecond Lifeの魅力 - (page 3)

インタビュー:西田隆一(編集部)
文:永井美智子(編集部)
2007年01月09日 19時00分
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 Linden Labが政府のようになるつもりはありません。Second Lifeでは、参加した人に「自分たちが世界を作っている」と感じてもらいたいんです。

 私たちが世界の警察としての力を持つわけでもない。インターネットや電話、テレビといった技術と同じです。私は米国に住んでいて、何かあれば警察に電話する。何か問題が起これば、現実の司法や警察に頼るでしょう。

――オンラインゲームでは、ゲーム内のアイテムの権利を誰が持つかという点が問題になりますが、Second Lifeではユーザーが作ったものの権利がユーザーに所属していますね。

 ユーザーは自分が作ったものに対して権利を持ちます。サイトのホスティングサービスを運営する会社が、ホスティングしているサイトの知的権利を全部持つなどと言ったら、クレイジーですよね。誰がその会社のサービスを利用したいと思うでしょうか。

――Linden Labはインフラを提供する会社であって、その上で作られたものはユーザーのものだということですね。

 ええ。

――Second Lifeのソフトはバージョンアップしているんですか。

 常にソフトウェアは進化させています。クライアント側とサーバ側の両方を同時に、2週間に1度アップグレードしています。

――それによって過去にユーザーが作ったものがなくなる、もしくは使えなくなるような危険性はないのでしょうか。

 それは非常に重要な点で、できるだけ影響を少なくしないといけません。上位互換性はある程度維持しないといけないと思います。プロトコルやJavaScript、マイクロソフトのActiveXが変わることで、サイトが動かなくなる可能性があることと同じです。使い勝手を良くしようとしたり、機能を追加しようとして、上位互換性がなくなってしまう。

――いまはPCで動いていますが、家庭用のゲーム機で動くことはあり得るのでしょうか。

 ゲーム機で動いたら面白いですよね。ただ、忘れてはいけないのは、ゲーム機の市場はちょっと小さいんですよ。PCの場合、世の中に5億台くらいあると言われています。ゲーム機はそこまでないでしょう。

――Second Lifeは現実の世界に置き換えると、どのくらいの広さなんですか。

 今、大体4500CPUくらい使っていて、1CPUが6万5536平方メートルですから、計算していただければと思います(編集部注:約3000平方キロメートル、東京都の2187平方キロメートルより大きい)。

――Second Lifeで起きていることで、何か面白い例があれば教えてください。

 中で起きていることを把握しきれていないんですが、ユーザーが作ったものには常に驚かされますね。翻訳ツールもありますし、植物が勝手に育つ庭なんてのもある。動物もいますね。すごいですよ。

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