今年の抱負は「エコロジー」?--究極のバッテリー、三洋電機「エネループ」&「ソーラー充電器」 - (page 2)

加納恵(編集部)2007年01月03日 19時00分
三洋電機
N-SC1S
内容:自己放電しない。メモリー効果に強い。耳慣れない言葉で語られることが多い、充電池「エネループ」。言い替えて見れば「この間充電したのに、使えなかった」「何度充電してもすぐにパワーが弱くなる」といった、充電池全般に言えるデメリットが解消されている充電池ということだ。そんな進化形充電池「エネループ」に今度はソーラー充電器が登場した。究極のエコを目指す人には、ベストマッチングのバッテリーだ。

太陽光をムダなく充電できるリチウムイオン充電池を内蔵

 ここまで充電池のデメリットを払拭し、エコライフを推進しているエネループに、さらなる強力な製品がラインアップした。それがソーラー充電器セット「N-SC1S」だ。今まで電力に頼っていた充電を太陽光で行おうというのが製品コンセプト。太陽光発電システムをパーソナルユース向けにコンパクトにしたようなイメージだ。

 W180×L160×H70mmのピラミッド型のボディに独自のHIT太陽電池パネルを搭載し、太陽光を用いて充電ができる。

  • 全面に独自のHIT太陽電池パネルを装備。住宅用の太陽光発電でも定評のある三洋電機が手がけた高効率パネルだ

  • ピラミッド型と呼ばれるように背面は三角形になっている。三角の上部を横にスライドさせると充電部が現れる

  • 充電部は単4型、単3型兼用タイプを採用する。使用頻度の高い2タイプをこれ1台で充電できるため、扱いやすい

  • 本体にはUSB端子を装備し、外部への出力が可能。充電器そのものがバッテリーとしても使用できる

 太陽光で充電すると聞くと、天候や場所に左右されてしまうのでは? と思ってしまう。しかしこのソーラー充電器では、本体内にリチウムイオン電池を内蔵することで、エネルギーを一度リチウムイオン電池に貯め、その後エネループへ充電するという2段階の蓄電方法採用。

 昼間にリチウムイオン電池に太陽光を取り込んでおけば、夜、自宅に戻ってからエネループへ充電することができるため、効率的に充電が行える。

  • 充電状態は本体再度のLEDにて確認

 この内蔵リチウムイオン電池は、USB端子経由で外部に出力できるので、乾電池を使用しないPCやメモリーオーディオなどの製品の充電や電力としても活用できる。

 充電時間は単3充電池2本で約2時間半程度、単4充電池2本で約1時間強で行える。ただし、太陽光から内蔵リチウムイオン電池への充電には、晴天下にて約6日が必要になるので、注意が必要だ。

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