社団法人電気通信事業者協会(TCA)は12月22日、3G携帯電話に使用されているSIMカードが、紛失や盗難によって悪用されるトラブルが発生していることを受け、利用上の注意を喚起するホームページを開設した。
SIMカードは、多くの3G携帯電話が採用しているICカードで、個別の携帯電話番号を認識するための重要な情報などが登録されているもの。SIMカードを別の携帯電話に差し込んで利用することができるため、海外渡航時などに携帯電話を盗難、紛失により失くした際に第三者に悪用され、その通話料金が課金されるトラブルが発生している。
ホームページは、SIMカードへの理解促進とトラブルを未然に防ぐために開設されたもので、取り扱いに関する注意喚起の促進、トラブル発生を未然に防ぐための方法紹介、トラブル発生時の問い合わせ先などの情報を提供する。TCAでは、このホームページからの情報発信により、海外での携帯電話機紛失時のSIMカード悪用トラブルを減らしていけるよう、働きかけていく予定だ。
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