ノキア・ジャパンは12月8日、ビジネスユーザーに向けた、SIMロックフリーの携帯端末「Nokia E61」を年内に出荷すると発表した。クリスマス前には出荷したいとしている。3GとGSMに対応しており、規格に対応したSIMカードであれば、国内外の通信会社を問わずに使用できる。日本でも海外でも使用可能だ。価格はオープン価格で、ノキアオンラインショップのオンラインショップで5万7540円(税込)。
Nokia E61は、マグネシウム合金ボディを採用しており、重さは144g。大画面の2.8インチのQVGA液晶(1600万色)を搭載しているほか、フルキーボードや無線LAN、Bluetoothを搭載している。日本語入力には日本語予測入力も搭載している。HP社のビジネス・モバイル・プリンタDeskJetシリーズを中心としたプリンタドライバを標準搭載しており、対応モデルならば無線LANやBluetoothを使い、書類をプリントすることも可能だ。小型ながら、1台であらゆるビジネスシーンで活用できるように最適化された端末といえるだろう。
企業向けのモバイルE-mailソリューションにも多く対応しており、BlackBerryの日本語端末としても利用できる。RIM社のBlackBerryは海外では600万人以上がアクセスしているサービス。外出が多いビジネスユーザーはもちろん、会社の中にいても、会議や打ち合わせなどで席にいられないなど、ビジネスシーンではつねにモバイルでE-mailを求めているシーンは多いとノキアは見る。「BlackBerryは、日本市場でもこれから立ち上がってくるだろう」(ノキア・ジャパン エンタープライズ・ソリューションズ事業部 カントリージェネラルマネージャー 森本昌夫氏)と話した。
このほかにも、Exchange Active Syncをサポートし、マイクロソフトのExchange Serverと同期することもできる。グローバル企業の強みを活かし、アバイヤやシスコらの音声通話機能やIP電話機能など、社内外を移動するモバイルワーカー向けの端末として、普及させていきたい考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」