NEC製PCで発火事故--1万4600台の無償部品交換を実施

 NECとNECパーソナルプロダクツは12月18日、同社製の液晶TV搭載デスクトップPC「VALUESTAR H」と「VALUESTAR G タイプH」の電源ユニットを無償で交換すると発表した。

 部品交換の対象となる製品は、2003年11月から2004年6月に製造された「VALUESTAR H」(型番:PC-VH3007A)と「VALUESTAR G タイプH(ウェブ直販専用モデル)」(型番:PC-VG11NWZEF)で、合計出荷台数は1万4600台。型番は保証書および製品本体背面の装置銘板に記載されている。

 対象製品の電源ユニットに使用している一部のコイルが材質不良により高温になる場合があり、その熱を受けた一部のコンデンサが徐々に劣化する。この状態で使用を続けた場合、コンデンサが異常発熱し、発煙・発火に至る恐れがある。2005年10月中旬と2006年11月中旬に1件ずつ、発火事故が発生し、利用者や建物への被害はなかったが、PC本体の一部が損傷した。

 NECは、対象製品を預かり、電源ユニット交換を無償で実施する。また、同社ウェブサイトや19日の新聞紙面に掲載する告知広告で、対象製品の使用を中止し、専用問い合わせ窓口まで連絡するよう、利用者に呼びかけるほか、対象製品を保有機器情報に登録している全ての利用者に、電子メールとダイレクトメールを送付し、電源ユニット無償交換について案内するとしている。

 なお、18日からフリーダイヤル(0120-891-218、受付時間は平日、土日、祝日ともに午前9時から午後5時)の専用窓口を開設し、利用者からの電源ユニット交換に関する相談と製品預かりの受付を開始する。対象製品の預かりは2007年1月5日から、電源ユニットの交換は1月6日から開始する。

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