大日本印刷(DNP)は12月18日、製品の製造に使ったCADデータからリアルな3次元グラフィックス画像・映像を制作するサービスを開始した。テレビCMやインターネット、印刷物などの販売促進メディア向けに提供していく。
このサービスは、特撮/CGスタジオの米Digital Domainと提携して実現した。まず、DNPが顧客企業から受け取ったCADデータを加工しやすいように処理し、表面の材質感などを設定した3次元CGの基本データを制作する。次に、Digital Domainがこの基本データに対して人物や背景の合成、特殊視覚効果の付加などを施し、「ハリウッド映画レベルの映像制作を行う」(DNP)。
同サービスは撮影用の模型を作る必要がないため、制作経費の削減につながるという。DNPでは、2010年度に100億円の売り上げを目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果