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ランキングをめぐるもう1つの戦い--急成長したdiggを狙う情報操作 - (page 2)

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:DNAメディア2006年12月14日 19時47分
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 米国時間11月21日、ブロガーのNiall Kennedy氏は、ある不審な記事がdiggでトップ5にランクし、その後diggコミュニティの投票により「ボツ」になるまでの経緯を詳細に追った「The Spam Farms of the Social Web(ソーシャルウェブにおけるスパムの温床)」というエントリを、自身のブログにアップした。diggユーザーが投稿した問題の記事は、「i-Dental Resources」というブログの「Dental Geek」と称する人物によって書かれた「Geek's Guide to Getting in Shape: 13 Surefire Tips(ギークのシェイプアップガイド:成功するための13のヒント)」という記事にリンクしている。Kennedy氏の指摘によると、リンク先のブログサイトには、コンテンツ作成を行うマーケティングサービスの広告や、デンタルプランのアフィリエイト広告などが掲載されたさまざまなページへのリンクが含まれている。

 もっとも、こうした問題を抱えているのはdiggだけではない。Kennedy氏は、ユーザーのインターネットブックマークを共有するニュースアグリゲーターサイトであるreddit.comやdel.icio.usにも同じような弱点があると述べる。

 しかし幸いなことに、「reddit.comのページにあのシェイプアップの記事が上がってくることはない」とChris Slowe氏は言う。同氏は、Wired Digitalを傘下に収めるConde Nastに先ごろ買収されたreddit.comのシニアプログラマーである。

 Slowe氏は、アグリゲーションサイトを悪用しようとする動きがあることは知っているが、reddit.comユーザーはしっかりと「自己管理」できていると言う。例えば、疑わしいユーザーが推薦する記事に対しては、団結して反対票を投じるそうだ。

 現在Yahoo傘下のdel.icio.usにもコメントを求めたが、これまでにサイトに対する不正操作の試みがあったかどうかについて回答は得られなかった

モチベーションはやはり、「お金」

 インターネットマーケティング会社Advantage Consulting Services(ACS)の最高技術責任者Neil Patel氏によれば、企業はdiggにコンテンツを載せる対価としておよそ1万5000ドルを支払うという。diggの人気記事となりマーケッターのウェブサイトへのトラフィックが生まれれば、そのサイトのサーチランキングが上がり、検索広告にコストをかける必要がなくなるからだ、と彼は指摘する。

 八百長サイトへのウェブリンクを増やすため、ソーシャルメディアサイトのユーザーの力を借りる手口が使われることもある。専門家によれば、スパマーがdiggに潜入し、マーケッターの記事の評判を高めランクが上がるように画策した例があるそうだ。

 また、票を買収する手法も使われる。サイト「User/Submitter」では、記事に投票するdiggユーザーに対して3本ごとに50セントを支払い、一方、記事の登録には20ドル、その記事が1票を獲得するたびに1ドルを請求している。また、「完璧にdiggの裏をかくサイト」を標ぼうする「Spike the Vote」では、記事の投稿と投票によってポイントを獲得できるシステムを提供している。「Friendly Vote」は、「ウェブマスターのオンラインリソース」と称して、diggやdel.icio.usといったサイトでのマーケティング活動を後押しすると宣伝している。

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