米Yahooは刷新した検索連動型広告の配信管理システムにおける新規アカウント開設の受付を、12月12日(現地日付)から本格的に開始した。これまでは旧システムからの移行を希望する既存広告主のみが利用可能だった。
これにより、同社の広告配信管理システムの本格的な移行が進み、日本を含めた各国での移行も近く実現するものと見られる。
新広告配信管理システムは開発期間中「Panama」のコードネームで呼ばれていたもの。旧システムよりも効率性と分かりやすさを追求したもので、広告主はキャンペーンの速やかな設定、運用方針の決定、予想クリック率の把握、予算の設定や数分以内の広告掲載--などが可能になる。
また、広告のテストと最適化を行うために追加した新機能により、複数の広告内容における費用対効果を簡単に比較検討できるようになるという。
今回の発表に際し、同社広告プラットフォーム兼製品担当上級副社長のスティーブ・ミットギャング氏は「企業に効果的な検索連動型広告キャンペーンを実施するためのツールや直感的な操作性、環境を提供することにより、広告主と消費者を従来以上に効果的に結びつける」としている。
国内における新システムの移行時期についてヤフー広報は「具体的な時期は決まっていない」としているが、同社社長の井上雅博氏は「3カ月遅れくらいで日本も同様の展開ができるようになる」としている。
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