PCがウイルスに感染するタイミングで最も多いのが、「電子メールを受信した時」である。ウイルスに感染した電子メールの送信者の使用しているパソコンが、感染しているケースが多い。
次に多いのが、ホームページを閲覧していて感染するケース。ホームページの情報をダウンロードしている間に、ウイルスも一緒にダウンロードされてしまう。このような経路で感染するのは、ウイルス以外にも、パソコンの情報を盗み出すスパイウェア、強制的に広告を表示させるアドウェアがあり、ウイルスだけを対策してもパソコンのセキュリティは守れない。
ウイルス対策ソフト、スパイウェア対策ソフト、アドウェア対策ソフトなども個別に存在するが、それぞれ最新の状態に保つ必要がある。その点、カスペルスキー6.0は、ウイルス、スパイウェア、アドウェア、トロイの木馬、不正侵入などを網羅した定義ファイルでアップデートしてくれる。今まで、「対策が気になってはいたが、時間がなくて対策できなかった」ユーザーには特にお勧めできる。
セキュリティ製品であっても、万が一の事態に備える必要がある。たとえば、定義ファイルを自動更新に設定していなかったためにウイルスに感染することもあるだろう。そんな万が一の事態に備えて、カスペルスキー6.0では、レスキューディスクを作成することもできる。
具体的にレスキューディスクを作成するには、CD-R、CD-RWなどディスクを作成するハードウェアが必須となるが、ウィザードによって作業することができるので、操作の面で迷うことはないだろう。
あまり意識されないが、実はセキュリティ製品にはサポート体制が大変重要だ。以前国内でワームが流行した時、インターネットから肝心の定義ファイルがダウンロードできなくなるという現象が一時的に発生した。その結果、企業の担当者は、そのウイルス対策ソフトの会社に定義ファイルを「電車で受け取りに行った」ということもあったのだ。サポート体制はセキュリティ総合ソフトにとってきわめて重要で、使いたい時に使えること、つまり可用性の確保が問題であると再認識させられた事件だった。
このカスペルスキー6.0を開発しているのは、ロシア(旧ソ連)にあるカスペルスキー研究所だが、国内ではジャストシステムが専用のサポートセンターを運営しており、電話、ウェブによる複数経路による支援体制ができている。
実際に使用してみて、定義ファイルの更新間隔が短く、定義ファイルも小さいためモバイル環境でも支障なく使用できた。セキュリティ製品を気にせずに選んできた人も、オンラインの試用版を使ってセキュリティの精度を確認してみてはどうだろうか。コンピュータウイルスに感染したパソコンを駆除した経験がある人なら、はじめてウイルス対策ソフトウェアを使った時の感動を再び思い出すに違いない。
ジャストシステムでは“インターネットを毎日2時間以上使うユーザー”に特に 勧めているが、試した実感からは、時間はもちろんのこと内容的にも、さまざまな ダウンロードやショッピング、情報検索など、ネットをアクティブに使いこなす パワーユーザーほど、このソフトの利点を実感できるのではないだろうか。
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