IMJモバイルと調査会社のユーティルは、「携帯電話のサイト検索に関する利用実態調査」を実施した。12月6日から携帯キャリア各社が検索エンジンを導入することに向け、携帯サイト閲覧への影響を調査したもの。
調査によると、携帯サイトの利用頻度は「週に1回以上」が50%という結果がでている。特に高校生は「週20回以上の利用」が23%と最も多く、4割以上が「週5回以上利用している」と答えている。高校生にとって、携帯サイトが身近なメディアであることがうかがえる。利用頻度は、世代が上がるほど低下する傾向がある。
携帯サイトの閲覧のきっかけは、「携帯のメニューリスト」が1位で42%、「パソコン」が2位で35%、「携帯の検索サイト」は3位の30%という結果だ。しかし、大学生・短大生・専門学校生に注目すると、「携帯の検索サイト」が52%でトップとなる。
携帯の検索サイトの認知率は、「Yahoo!モバイル」が1位で77.5%、次いで「Googleモバイル」が2位で49.3%。利用頻度でも「Yahoo!モバイル」と「Googleモバイル」の順位は変わらず、2社をあわせると71%の利用率となる。PCの検索利用と同様に、携帯の検索サイトにおいてもYahoo!とGoogleの人気が高いことがうかがえる。
また、携帯で検索サイトを利用する目的の1位は「目的のサイト(サイト名)がはっきりしているとき」で47%、2位が「おおまかに、調べたいこと・ものがあるとき」42%、3位が「目的の商品やサービスがはっきりしているとき」41%、という結果となった。
今後、目的の携帯サイトを探す方法として検索サイトの利用が増えるかという設問には、「増えると思う」「やや増えると思う」をあわせて、全体の45%が増えると回答した。
調査は、11月20日から22日にかけて15歳以上の男女を対象にインターネットリサーチを行い、1218サンプルの有効回答数を得た。回答者は、10代の男女が10%、20〜30代の男女が36%、40代の男女が18%、50代以上の男女が36%と年齢層は多岐に渡る。職業は会社員・公務員・団体職員が35.9%と最も多く、次いで専業主婦18.6%、パート・アルバイト12.2%、自営業・自由業7.7%、大学生・短大生・専門学校生5.6%、高校生4.8%と続く。また、キャリアは、NTTドコモが41.8%、auが26%、ソフトバンクが17.7%、その他13.1%となっている。
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