Microsoftは米国時間12月5日、「Office PerformancePoint Server 2007」のプレビュー版を新たにリリースし、企業ユーザーが同製品を事前にチェックできるようにした。
ダウンロード提供されている同プレビュー版は、監視、分析、計画機能が一体化したPerformancePoint Serverが、企業ユーザーのそれぞれの環境でどのように動作するかを検証するためのものだ。Microsoftは、2007年半ばに予定している同製品の正式リリースまでに、さらにプレビュー版を1〜2回提供する意向である。
「BizSharp」の開発コードネームを持つOffice PerformancePoint Server 2007は、計画立案や予算配分、予測、財務連結といった機能を、「Microsoft Office Business Scorecard Manager Server 2005」の「スコアカード」監視機能と組み合わせる。
PerformancePoint Serverは、次期コミュニティー技術プレビュー版がリリースされる2007年初頭までに、Microsoftの子会社であるProClarityが開発した分析サービスソフトウェアのプレビュー版バージョン6.2に統合される予定だ。
Microsoftは、Office PerformancePoint Server 2007のプレビュー版をダウンロード提供することによって、「Office 2007」に対する企業ユーザーの関心の度合いを測ろうとしている。Officeのメジャーアップグレード版となる同製品は、2007年1月30日から販売が開始される。
もっとも市場調査の専門家は、Office 2007および同社の次世代OS「Vista」のリリースから1年間は、企業がこれらの導入を強く望むことはないと見ている。オンライン小売業者CDWが最近実施したアンケート調査では、回答者の51%が、Vistaを稼働させるためには全PCの半分を入れ替えなければならないと答えたという。また、86%がいずれはVistaを購入するかもしれないとした一方で、2007年中に同製品を採用すると回答したのはわずかに20%程度だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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