NTTドコモは11月30日、iMenuサイトのコンテンツ市場規模についてレポートを発表した。
発表によれば、iMenuサイトのコンテンツ市場規模は、iモードサービスの開始以来、順調に伸び続けており、1カ月あたりの情報料で約166億円(2006年9月末)、年間では約2000億円の市場にまで発展しているという。
11月現在、iMenuのコンテンツプロバイダ数は約2600社、コンテンツ数は約7800サイトで、年々増加の傾向にある。ドコモでは、コンテンツの情報料をドコモから携帯電話の通信料と合わせてユーザーに課金できるシステムや、URLを入力せずiMenuからアクセスできる手軽さがメリットになっているとみている。
情報料収入のジャンル別内訳を見ると、1位が「ゲーム」で23.2%、2位が「着信メロディ」で22.7%、以降「着うた」「待受画面」と続いている。5年前の調査では「着信メロディ」が過半数を占めていたのに対し、現在では「ゲーム」が伸び、根強い人気の「着信メロディ」が「着うた」「着うたフル」にシフトしつつあることが分かる。このほか、「メール/デコメール」も、2004年のFOMA900iシリーズ発売以来伸びを続けており、5年前と比べ、約2倍の比率となっている。
iMenuサイトの有料コンテンツ登録率は、10月末の時点で、movaユーザーが約32%、FOMAユーザーが約57%と、FOMAユーザーが高くなっている。さらにパケ・ホーダイを利用しているユーザーになると、約80%の登録率となっている。ドコモは「パケット定額制に加入することで、より多くのユーザーが有料コンテンツを使っている」と分析している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」