えびテレビは12月1日、ビデオ共有サイト「EbiTV!」サービスをティーケーピー(TKP)に事業譲渡することを決定したと発表した。
TKPは、貸し会議室の情報を集めたポータルサイト「貸し会議室ネット」など、企業向けの専門ポータルサイトを複数運営している。EbiTV!をTKPのポータルサイトのひとつとすることで、それぞれのサイトとの連携などでお互いを補完しあい強化できるとして事業譲渡に至った。
「TKPは法人の顧客を多く抱えており、EbiTV!の広告枠を販売する上で大きなチャネルになる。また、EbiTV!の映像配信システムを企業内で使いたいというニーズも高い。これまでEbiTV!は個人向けのサービスしかしてこなかったが、TKPと一緒になることでBtoBの事業に参入できる」とえびテレビ代表取締役の嘉藤靖氏は話し、事業を拡大するための前向きな事業譲渡であることを強調した。
事業譲渡という形式を取ったことについては、「企業合併という方法もあったが、それでは時間がかかりすぎてしまう。スピードを優先した」(嘉藤氏)と説明した。
えびテレビは、EbiTV!の会員や動画コンテンツ、ブランドなどすべての事業をTKPに譲渡する。また、これに伴いEbiTV!の対象事業に関連する資産を譲渡する。法人としてのえびテレビは解散する予定で、嘉藤氏はTKPに移りEbiTV!の事業を引き続き担当する。
今後は映像を使った会議室の紹介や、セミナーの動画配信など、両社の強みを生かした展開していく予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス