auのスペシャリティモデルがおもしろいのは、端末のスタイルを変えることで、独自のアイデンティティとケータイとの間を行き来することだ。たとえばG-SHOCKケータイの場合は、端末を閉じた状態ではG-SHOCKの時計、端末を開くとケータイである。今回ご紹介するW42Sも同様、閉じているときはウォークマン、端末をスライドオープンさせればおなじみのソニーエリクソンのケータイに早変わりする。
サイズ約49mm×106mm、厚さ24mm、重さ約123gのボディは、握ってみるとやや横幅が大きく感じる。ディスプレイは2.2インチQVGAディスプレイを備えており、ディスプレイ下部に十時キーとソフトキー、通話・終話キー、そしてクリアキーが並んでいる。これまでのスライド型のソニーエリクソン端末を踏襲した馴染みの配置で、スライドクローズ時でも文字入力以外の一通りの操作が可能になっている。そしてクリアキーから目線をさらに下に移すと、見慣れたジョグダイヤル「ミュージックシャトル」が見える。真上から見ると何かのプラグのようなデザインになる。
背面は電池蓋以外の部分がスピーカーのようなメッシュになっており、サラウンドスピーカーが埋め込まれている。その中央には125万画素CMOSカメラが配置されている。オートフォーカスではないため、マクロスイッチがある。右側面にはボタン類が満載だ。左からシャッターボタン、ディスプレイに近い上部にページ送りボタン、データポート、そしてキーロックのスライドスイッチが配置される。また右側面には左からメモリースティックDuoスロット、イヤホンマイクコネクタが並ぶ。
ちなみにイヤホンを接続して利用することが前提の音楽ケータイらしい装備として、イヤホンマイクコネクタのカバーはゴムではなく、プラスティックのパーツでスライドオープンする形になる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」