リスナーを知り尽くしたウォークマンケータイ----- au ウォークマンケータイ W42S

au
W42S
内容:ケータイの音楽対応はauがリーダーとなって推し進められている。その中で、最初に“ウォークマン”を冠したケータイがW42Sだ。海外ではすでに550万台以上を売り上げている人気シリーズで、2006年夏モデルではあるが、いまも人気を誇る1台だ。

どこからどう見てもウォークマン、閉じていれば

 auのスペシャリティモデルがおもしろいのは、端末のスタイルを変えることで、独自のアイデンティティとケータイとの間を行き来することだ。たとえばG-SHOCKケータイの場合は、端末を閉じた状態ではG-SHOCKの時計、端末を開くとケータイである。今回ご紹介するW42Sも同様、閉じているときはウォークマン、端末をスライドオープンさせればおなじみのソニーエリクソンのケータイに早変わりする。

 サイズ約49mm×106mm、厚さ24mm、重さ約123gのボディは、握ってみるとやや横幅が大きく感じる。ディスプレイは2.2インチQVGAディスプレイを備えており、ディスプレイ下部に十時キーとソフトキー、通話・終話キー、そしてクリアキーが並んでいる。これまでのスライド型のソニーエリクソン端末を踏襲した馴染みの配置で、スライドクローズ時でも文字入力以外の一通りの操作が可能になっている。そしてクリアキーから目線をさらに下に移すと、見慣れたジョグダイヤル「ミュージックシャトル」が見える。真上から見ると何かのプラグのようなデザインになる。

  • ウォークマンケータイ、W42S。

  • 背面。スピーカーのデザインの中央にはカメラと赤外線ポート、フォトライトを備える。

  • 左側面。メモリスティックDuoスロットに並ぶイヤホンコネクタは、酷使を前提にプラスティックのスライド型になっている。

 背面は電池蓋以外の部分がスピーカーのようなメッシュになっており、サラウンドスピーカーが埋め込まれている。その中央には125万画素CMOSカメラが配置されている。オートフォーカスではないため、マクロスイッチがある。右側面にはボタン類が満載だ。左からシャッターボタン、ディスプレイに近い上部にページ送りボタン、データポート、そしてキーロックのスライドスイッチが配置される。また右側面には左からメモリースティックDuoスロット、イヤホンマイクコネクタが並ぶ。

 ちなみにイヤホンを接続して利用することが前提の音楽ケータイらしい装備として、イヤホンマイクコネクタのカバーはゴムではなく、プラスティックのパーツでスライドオープンする形になる。

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