11月3日に「iPod shuffle」が発売され、販売店では完売が相次いだ。「iPod」を始めとするデジタルプレイヤーの特長は、長時間そして大量に音楽を持ち運びできること。そのためか音楽をデジタルプレイヤーで聴く時間が増え、ヘッドフォンも付属品のものでは物足りないというユーザーが増えてきている。
とりわけ、ヘッドフォン市場の中でも注目を集めているのが、ノイズキャンセルヘッドフォンだ。飛行機での出張、通勤、通学時の電車内など騒音が気になる場所でも音量を上げることなく、音楽に集中しやすい環境を作ってくれる。
そんな中、ビクターが発表した本モデルは、同社のヘッドフォンとしては初のノイズキャンセルタイプだ。
装着感に関しては快適。ハウジング部の表面には鏡面仕上げが施され、見た目はやや重そうに見えるが、実際は約140gとかなり軽い。左ハウジング部の上部には単4電池1本が収まるが、バランスが良くとられていて片方が重い、ということもない。
両耳を押さえる力は適度にとられており、厚めに設計されたイヤーパッドと相まって耳が痛くなることもなければ、ずれ落ちてくる感覚もなく良好だ。
持ち運びに関しては、よく考えられた設計がなされている。ハウジング部を内側に反転させ、ハウジング部全体をヘッドバンドを中心して曲げる。すると成人男性の手の平を少しオーバーする程度のサイズまで小さくまとめることができる。これなら通勤、通学時にカバンに入れて持ち運ぶことも容易だろう。
ケーブルの取り扱いはやや難ありといった印象だ。というのも、本体からのケーブルの長さは0.8m、付属の延長ケーブルを合わせると1.5mになる。本体のコードを伸ばせる長さとしてはズボンのポケットにデジタルプレーヤーを入れるのがギリギリの長さなので、鞄などに入れて移動するには無理がある。
付属の延長コードを使うと、身長180cmの筆者が立った状態でもケーブルが地面についてしまう。デスクなどで作業する際、少し離れたPCと接続するには便利だが、移動用途を考えると、若干扱いづらいかもしれない。
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