インフォプラントは11月9日、「モバイル音楽市場」に関する調査結果を発表した。それによるとハード面ではポータブルオーディオプレーヤーがモバイル音楽市場を牽引、音楽ケータイは補完的に利用されていることが分かった。
ポータブルオーディオユーザー、音楽ケータイユーザー、そのどちらも利用する併用ユーザーのそれぞれにに「CDの購入」「CDのレンタル」「PC向け音楽配信での楽曲購入」「着うたフルの購入」の4項目について、最近1年間にかけた費用を聞き、その結果を加重平均したところ、併用ユーザーの消費金額が4項目とも最多で合計金額は5万4100円。続いてポータブルオーディオユーザーが2万6562円、音楽ケータイユーザーが1万9950円の順となった。
ポータブルオーディオユーザーと併用ユーザーに所有機のブランドを聞いたところ、最も多いのは「アップル(34.8%)」、続いて「ソニー(22.3%)」の順。購入時に重視したことは「価格(72.3%)」が最も多く、次いで「デザイン・色(54.2%)」となった。プレーヤーのメーカーイメージではアップルが「人気がある(48.5%)」「デザインが良い(40.5%)」、ソニーは「一流の(27.6%)」「技術力が高い(26%)」が上位に挙がった。
また音楽ケータイユーザーに端末に対する不満点を聞いたところ「音楽機能」や「操作性」より「バッテリーの持続時間」が多い結果となった。
今後の利用機器について「携帯電話を利用しての音楽鑑賞は考えていない(27.5%)」は「ポータブルオーディオプレーヤーの利用は考えていない(6.3%)」より多く、ポータブルオーディオユーザーでは4割を超える結果となった。
調査は2006年9月8〜10日、同社が提供する生活者情報マーケティングデータサービス「C-NEWS」で15〜39歳のネットユーザーを対象に実施。ポータブルオーディオプレーヤーで音楽を聞くポータブルオーディオユーザー600人、音楽再生機能のある携帯電話で音楽を聞く音楽ケータイユーザー200人、両方で音楽を聞く併用ユーザー200人の合計1000人の回答を集計した。
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