NTTドコモグループ9社は11月9日、FOMA 903iシリーズとして「D903i」「F903i」「N903i」を11月14日から全国一斉に発売、同時に新サービス「iCお引っこしサービス」を開始すると発表した。
三菱電機製のD903iは2.8インチワイドQVGA液晶を採用しており、フルブラウザに加えてWordやExcelなどのドキュメントも横向きの大画面で確認することができる。
「NOW PLAYING情報」取得機能付きのFMラジオ、カーステレオなどへ楽曲やGPSナビアプリの音声ガイドを転送して聴けるFMトランスミッター、Napsterなどのミュージックストアに対応したWMA対応ミュージックプレーヤー、声に反応してロックが解除される「ボイス認証」機能を搭載しているのも特徴だ。
富士通製のF903iは、ディスプレイを左右にスイングするだけで使いたい機能が一発起動できる新発想の“スイングケータイ”。機能を事前に設定しておくことにより、スイングで待受画面からiアプリやカメラをワンアクションで起動したり、メール作成中にデコメピクチャや定型文などを選択できるようになる。
セキュリティ面では、指紋のみで認証が可能な指紋認証や「パスワードマネージャー」、おサイフケータイ対応サービスごとにロックがかけられるICカードロック、待受画面以外でも閉じるだけでロックができる開閉ロックを搭載。そのほか、D903iと同じくWMA対応ミュージックプレーヤーも装備している。
NEC製のN903iには、2.5インチのVGA+液晶を採用。これにより、最大5個までのタブ表示と高速スクロールが可能なフルブラウザやドキュメントビューア、ナビゲーション画面も細部までハッキリと表示することができる。
また、静止画6軸、動画4軸の手ブレ補正に対応したウルトラデジタル手ブレ補正対応の320万画素カメラ、SDオーディオ機能を搭載しているのも特徴。セキュリティ面では、「顔認証機能」に加えて自宅や会社などTPOに応じてロックを切り替えられる「オリジナルロック」、端末を閉じたり一定時間の経過でロックがかかったり、FeliCaカードで簡単にロック解除できる「ICカード認証」などを備えている。
同時発表されたiCお引っこしサービスは、機種変更や故障修理時などでおサイフケータイを取り替える際に、ICカード内のデータを一括して移し替えるというもの。機種変更の場合、ドコモショップなどに設置している機器に2台のおサイフケータイを接続し、簡単な操作で移し替えが行える。
移し替え後は、対応するICアプリをダウンロードすることで引き続きおサイフケータイ対応サービスの利用が可能だ。故障修理の場合は、故障受付と同時に作業が行われる。サービスの対応機種は903iシリーズ全11機種。利用料金については2007年4月末までが無料、その後は1回あたり315円となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」