想定外「0円」プランは、どのぐらい安いのか~~ソフトバンクモバイルを検証(前編)

“予想外”をキャッチフレーズとするソフトバンクから、ソフトバンク同士の通話やメールが一部を除き無料のゴールドプランが登場した。0円、0円と連呼されるあまり、どこにお金がかかるのかを見失いがちだ。そこで、この“0円”と呼ばれるプランをはじめ、ソフトバンク携帯電話のプランを検証してみた。

0円、と言っても、月額基本使用料はしっかりとられる

 最初にゴールドプランの内容を確認しておこう。月額9600円でソフトバンク携帯電話あての通話とメールが一部を除いて無料となる。それ以外は従量制で料金がかかる。この9600円は2007年1月15日までにゴールドプランに加入した場合にはいつまでも2880円となる。

無料とならないのは、ドコモやauの携帯電話をはじめ一般電話・PHSへの通話、他のインターネットあてのメールに関わるパケット代、さらに、ウェブを見た場合のパケット代だ。

 しかも、ソフトバンク携帯電話あてでも、21時から翌1時までの毎日4時間は完全無料ではなく月間200分までが無料。それを超えた分は30秒あたり21円がかかる。夜間にたっぷり通話したいと考えているなら、ソフトバンク同士でもゴールドプランのうまみは少なくなってしまう。

 このように無料となる条件は意外に厳しく、他社携帯電話や固定電話に電話をかければすぐに課金が発生してしまう。0円が連呼されているプランでも、当たり前だがお金がかかる。課金がすぐに発生することから、使い方によっては割高になってしまうこともある。

月々の支払い額はゴールドプランが高くなる可能性が

 実際に月々の支払いが5000円程度というケースを考え、各社の料金を比較してみた。ソフトバンクがゴールドプラン、auがプランS、ドコモがタイプSである。ソフトバンクはゴールドプランは26カ月以上の継続を想定したものとなっているため、auは24カ月契約の「MY割」、NTTドコモは同様のものがなく12カ月契約の「新いちねん割引」と、さらに家族契約のファミリー割引を適用した場合の1回線あたりの金額と比べてみた。

 かなり大雑把で申し訳ないが、通話も通信も半分がソフトバンク携帯電話宛という想定で算定した。ソフトバンクの市場シェアから言っても、半分という数字は多めだが、友人にソフトバンクが多ければこうなる場合もあるとしたものだ。また、同様に1万円前後というケースも想定した。

 この状態でもゴールドプランは必ずしも安くないことがわかる。唯一勝っているのはNTTドコモを1人で契約した場合である。NTTドコモのファミリー割引は離れた実家の家族でも組めるため、それを適用すればソフトバンクよりも高くなることはない。

 また、ゴールドプランには「スーパー安心パック」「スーパー便利パック」という加入時に必ず付加されるというオプションがある。それぞれ3カ月、4カ月の無料期間があるが、解除を忘れると合計で月額996円が追加されてしまう。

 そして、忘れてはならないのは、auやドコモは2年目はさらに安くなる点。今、auやドコモをすでに使っているならなおさらだ。現在よりもゴールドプランが安くなるためには、もっと条件が狭まってくる。すでに長期間使っているドコモやauからソフトバンクのゴールドプランへの乗り換えは、さらに慎重に検討する必要がある。

 以下は、およそ5,000円程度の支払いが発生した場合と、およそ1万円程度の支払いが発生した場合の支払額の比較を表にしたものである。

およそ5,000円程度の支払いが発生した場合の支払額
通信事業者 ソフトバンク au ドコモ ドコモ
プラン ゴールドプラン プランS タイプS タイプS
割引オプション   MY割または年割+家族割 新いちねん割引 新いちねん割引+ファミリー割引
想定合計通話分(分) 60
うち、ソフトバンク携帯宛通話分(分) 30
想定合計通信(パケット) 3,000
うち、ソフトバンク携帯宛メール分(パケット) 1,500
基本使用料 2,880 4,935 4,830 4,830
長期契約等の割引 0 -1,951 -483 -1,691
Webサービス料 315 315 210 210
料金案内送付なし 0 0 -105 -105
通話料 1,260 2,016 2,268 2,268
通信料 315 630 630 630
無料通話 0 2,100 2,100 2,100
無料通話を超えた課金額 1,575 546 798 798
支払額 4,770 3,845 5,250 4,042

およそ1万円程度の支払いが発生した場合の支払額
通信事業者 ソフトバンク au ドコモ ドコモ
プラン ゴールドプラン プランL タイプL タイプL
割引オプション   MY割または年割+家族割 新いちねん割引 新いちねん割引+ファミリー割引
想定合計通話分(分) 300
うち、ソフトバンク携帯宛通話分(分) 150
想定合計通信(パケット) 5,000
うち、ソフトバンク携帯宛メール分(パケット) 2,500
基本使用料 2,880 9,975 10,080 10,080
長期契約等の割引 0 -3,642 -1,008 -3,528
Webサービス料 315 315 210 210
料金案内送付なし 0 0 -105 -105
通話料 6,300 7,560 6,300 6,300
通信料 525 1,050 1,050 1,050
無料通話 0 6,300 6,300 6,300
無料通話を超えた課金額 6,825 2,310 1,050 1,050
支払額 10,020 8,958 10,227 7,707

※ソフトバンク同士は一律無料と想定

※一人当たりの金額、ドコモ、auは初年度

※サービス内容は同一ではないため、一部会社間で異なるサービスもある

※ゴールドプランでは、「スーパー安心パック」「スーパー便利パック」(合計月額996円)を無料期間終了後に解除した金額

※料金は11月10日以降のもの

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