幸い、会議は途中で抜けることができたので、正確な数字は分かりません。しかし、会社の規模からすれば取るに足らない額だと思います。
現時点では投資を回収する見込みはありません。記事は無料で配信していますし、広告枠を売っているわけでもないからです。しかし、このプロジェクトは経験を積み、新しいハイテクコミュニティと接触する貴重な機会になる可能性があります。プロジェクトの規模が小さいので、会社に与える影響もわずかです。しばらくは収益につながらず、様子見の状態が続いても、上から文句を言われることはないと思います。
社内の指標はお教えできませんが、大雑把に言うと、secondlife.reuters.comへの訪問者数と(Second LifeユーザーがReutersのニュースを入手するために使用する装置の)利用状況を測定します。最も測定しやすいのはトラフィックですが、その他の指標にも注目しています。記事の出来も指標のひとつです。ですから、プレッシャーは感じています。
そうなれば上は大喜びだと思いますが、そのような指示は受けていません。まずは新しい環境に慣れることです。
Second Lifeに慣れるにつれて、現実世界との差は感じなくなっています。最初の奇異な感覚を乗り越えてしまえば、あるいは受け入れてしまえば、仕事の中身に大差はありません。興味深い人物を見つけ、なるべく多くの情報に目を通し、おもしろそうなネタを追いかけるだけです。
現実世界の人間と違い、アバターは匿名です。この点でReutersの編集方針に少し手を加える必要がありました。これが仮想世界のメタファーに水を差す行為であることは分かっていますが、取材相手には身元を明かしてほしいとお願いしています。全員が協力してくれるわけではありませんし、ユーザーには拒否する権利があります。コミュニティ内での評判も考慮します。活動歴の長いユーザーの方が、コメントの信頼性はずっと高くなります。
この質問に対する回答は控えさせていただきます。伝えるべきことがあれば、記事として発表するつもりです。
分かりました。所有権、契約法、そして拡張性の問題です。
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