実用性を追求したノートPCに、無理に外見のデザイン性を求めるのも意味がないと考える筆者だが、格好が悪いよりは良いほうがよいのは当たり前だ。type Gでは、その点も配慮しているようで、デザインにあまり凝らずに、シンプルでフラットな外見となっている。
そのフラットな外見で最大の特徴となる薄型液晶。すでにtype Tやtype Sで採用され、VAIOの外見として定着しつつあるものだ。薄型液晶を実際にさわったことがあればわかると思うが、がっちりというよりは、多少たわむ感じなのだ。
これは多少たわむことも計算に入れて設計しているため問題はないという。VAIOとは対照的なパナソニックやNECの軽量ノートPCでは、ボンネット構造を採用してボディ上半身が非常に厚く、がっちりとしている。しかし、実際の平面加圧振動試験ではtype Gは120kgfを実施し、すでにパナソニックのレッツノートを上回っているのだ。
ただ、これはあくまで平面加圧振動による試験。現実にカバンの中で押された場合にきれいな平面加圧振動となることは考えられず、むしろ部分的に圧力がかかるようになるだろう。その場合の耐久性はどの程度かは実際に試してみなければわからない。type Gはその点でも、1点加圧の試験を行なっているという。
そのほか、ボディにはカーボン素材をさらに広範囲に使用して軽量化を図っている。従来はマグネシウム合金が多かったが、type Gではボディ3面にカーボン素材を採用。カーボンの場合は別にシールドの金属板を貼っていたが、これもカーボンを工夫することでシールドの役目をもたせ、軽量化しているという。
また、余談ではあるが、薄型の液晶画面では、バックライトに白色LEDを採用している。従来の冷陰極管のように、使ううちに光量が低下したり色調が変化することがなく、長期にわたって安定して使用できる。
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