アップル、赤い「iPod nano」を発表--売り上げの一部をエイズ撲滅活動へ

文:Tom Krazit(CNET News.com)、CNET Japan Staff 翻訳校正:編集部2006年10月13日 18時28分

 Apple Computerが9月に発表されたiPod nano 4Gバイトモデルの赤バージョン「iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition」を発表した。これは、ロックバンドU2のボーカルで、貧困撲滅活動にも熱心に取り組むBono氏と、Bobby Shriver氏が創設した(RED)プロジェクト向けに作られたスペシャルバージョンになっている。

 この製品は全世界のアップル直営店およびApple Storeで販売される。販売価格は米国で199ドル(日本では税込み2万3800円)で、売上金の中から1台当たり10ドルが、(RED)プロジェクトに寄付されるという。

iPod nano (PRODUCT) RED Special
Edition iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition

 AppleInsider.comによると、Bono氏が、米国時間10月13日放送の「Oprah Winfrey Show」で、新しいモデルのiPodを紹介する予定だという。Bono氏とWinfrey氏は12日、シカゴのApple Storeを訪れ、このキャンペーンのプロモーション用ビデオを収録している。またChicago Tribuneは、Winfrey氏がシカゴのApple Storeで、このモデルを10台購入していると12日付けで報じている。

 (RED)プロジェクトとは、エイズ研究費用を集めるための取り組み。AppleやArmani、Converseなどの大企業がスペシャルエディションの製品を販売し、売り上げの一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界基金)に寄付している。寄付金は、HIV/エイズに罹患したアフリカの女性や子供たちのために使われる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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