本機は日立ビデオカメラ「Wooo」の最新モデルである。世界初のハイブリッド(複合)カメラで、DVDマルチドライブのほか、日立GST社製の8Gバイト 1インチ(約2.5cm)HDD「Microdrive」を内蔵し、DVDまたはHDDにSD品質のMPEG-2動画記録が可能だ。
DVDの汎用性とHDDの長時間録画のメリットを兼ね備えることで「カメラ革命」を起こそう、という日立の野心作に仕上がっている。DVDカメラにするか、それともHDDカメラにするか? 悩まずに買える、という点で明快な魅力を備えた製品と言えるだろう。実際に撮影してみると、そうした保険的な意味合い以上に便利に使いこなせた。
まずデザインを見てみよう。本機の機能はとても先端的だが、外見はいたってオーソドックスだ。カメラ革命を起こすハイブリッドカムというと、前衛的なデザインの、いわゆる“デジタル映像ツール”が思い浮かぶが、本機の外見は従来のDVカメラ的で、ファミリー向けスタイルを踏襲している。家電的な親しみやすさで普及を図るデザイン戦略といえるだろう。
ボディは高級感のあるメタル調の外装を採用している。軽量化のためプラスチックに金属を蒸着処理したものだが、前モデル「DZ-GX3300」よりもメタリック感が増している。ジッポーライターのようなヒンヤリとした感触と光沢には高級感があり、限定色のメタリックブルー色も深みがあって魅力的だ。
1インチの超小型HDD Microdriveの容量は8Gバイトと比較的少なめだが、1.8インチなどのHDDには真似の出来ないコンパクトなボディを実現している。前モデルのDVDカムと比べて、重さはわずか15g増の約485gと、サイズは同じに抑えられている。実際に手にしてみると、どこにHDDが入っているのだろうと思えるほど、前モデルとほぼ同じホールド感が感じられる。
Microdrive HDDをDVDドアに内蔵しているため、ドア部がわずかに盛り上がった印象はあるが、HDD部分を手のひらで包み込むようにホールドできるので、むしろ持ちやすくなった印象だ。
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