ダビング機能については、持ち歩けるDVDレコーダー、という印象で、その場でダビング機能を活用すれば、さまざまな新しい使いこなしが可能だろう。イベントや会合で撮って、その場でDVDにダビングして配れるのは効率的だ。また、会合の出席者に挨拶代わりにDVDを手渡す、というのはコミュニケーションにも役立ちそうだ。DVDを配布しても、HDDにオリジナルが残るので、手軽に映像情報を共有できる。これはビジネスシーンでも活用できそうだ。
PCとの連携も以前のDVDカムと似ている。本機をPCにUSB接続すると、内蔵HDDはDVD-ROM、つまり読み出し専用ドライブとして認識される。DVDドライブは、記録可能なマルチDVDドライブとして認識されるしくみだ。同梱のWindowsソフト「ImageMixer3」またはMacintosh用の「ImageMixer VCD/DVD2」を使って、動画編集や12cmDVDへのオーサリングなどが可能だ。このため、撮影した映像を一般の12cmDVDに残したい人は、PCとコンビで使うと良いだろう。
本機の多機能さとコンパクトさには、ディスクムービーをリードしてきた日立のノウハウと、同社らしいモノ作りへのこだわりが感じられる。大容量化や高解像度化という課題はあるものの、DVDとHDDのメリットを併せ持つ本機の実用性は高い。記録メディアの世界はこれからも大きく変動していくだろうが、今すぐ便利に使いこなせる本機は、新しくてリーズナブルなビデオカメラといえるだろう。
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