Disneyが、メディアプレーヤー製品ラインを拡大し、映画がプレインストールされたメモリカードを販売することで、最近盛り上がりを見せているポータブルビデオ市場に進出する。
同社は米国時間9月19日、メモリ容量が拡大されたアップグレード版のミュージックプレーヤー「Disney Mix Stick」、その小型版の「Disney Mix Micro」、音楽や映画の再生と写真の表示が可能なマルチメディア機能が付いた「Disney Mix Max Player」を発表した。
DisneyはSanDiskと同じく、メディアプレーヤーの内蔵メモリ容量を拡大するのでなく、メモリカード用拡張スロットを用意してデバイスの容量を拡大する戦略をとっている。同社はまた、Disneyコンテンツをプレインストールした切手サイズのメモリカードも販売する。
映画を収録したメモリカード「Disney Max Clip」(20ドル)には、「Cheetah Girls」「魔法をかけられたエラ」「Lizzie & リジー」といったBuena Vista Entertainmentの映画などがノーカットでプレインストールされている。また、楽曲を収録したメモリカード「Disney Mix Clip」(15ドル)には、Hilary Duffの「Most Wanted」や「High School Musical」のサウンドトラックなどDisneyがプロデュースした楽曲が今回新たに追加されている。映画コンテンツも新しい音楽タイトルも今秋から発売され、2007年も続々と新しいタイトルが追加される予定だ。
Disneyの新しいデジタルカメラシリーズと同様、これらのプレーヤーもさまざまなカラーバリエーションからなり、大人向けのプレーヤーから余分な機能を取り除いた、使い易いバージョンとなっている。デザインの多くは、Disney作品をテーマにしている(ほかにも、洗練されたクロームバージョンがある)。3種類のプレーヤーはどれも10月にリリースされ、Disneyの提供するコンテンツカードのほか、マルチメディアカードやセキュアデジタルカード(最大2Gバイト)にも対応した拡張スロットを備える。これらのプレーヤーはWindows Media Audio(WMA)やMP3オーディオファイルをサポートし、PCあるいはMacからの楽曲ダウンロード用にUSBポートも装備する。
Disney Mix Max(100ドル)は2.2インチの液晶画面を搭載し、512Mバイトのメモリを内蔵している。同デバイスは、JPEGフォーマットの写真を表示したり、USBポート経由でダウンロードしたWindows Media VideoおよびWMA、あるいはMP3オーディオコンテンツを再生したりできる。また、Disney Mix ClipやDisney Max Clipの再生にも対応している。240曲あるいは5時間分のビデオが保存可能で、イヤホンとストラップが付属する。内蔵の充電式バッテリは2時間の映画、もしくは8時間の楽曲の再生が可能。
Disneyはまた、Disney Mix Micro(20ドル)も発表した。同製品にはイヤホンとネックストラップが付属し、単四電池1本で動作する。また、オリジナルのDisney Mix Stick(50ドル)もアップグレードされ、内蔵メモリが512Mバイトに拡大され、ランダムプレイリストを作成する「MixIt」機能も搭載された。このボタンを押すと次に再生される曲がランダムに選択される。
プレーヤーとコンテンツカードは、複数の小売店のほかDisneyShopping.comでも販売される。いずれも、スピーカと充電機能を搭載した現在発売中のクレードル「Disney Jam Stand Max」と互換性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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