SamsungがApple ComputerのiTunes Music Storeに対抗する音楽サービスを立ち上げることを米国時間9月1日にも発表する予定だ。この音楽サービスはサムスンが2006年内に発売する携帯音楽プレーヤーと連携するものになるという。
Samsungの音楽サービスは、ニューヨークに拠点を置くMusicNetとの協力の下で提供され、ダウロード形式とサブスクリプション形式の2つの契約形態が用意される。手はじめに英国、フランス、ドイツで提供を開始し、ゆくゆくは欧州全体、そしてアジアにまで事業を拡大させていきたいと、Samsungは述べている。
7月にはMicrosoftが「Zune」ブランドの下、音楽サービスとプレーヤーを提供する計画であることを明らかにしている。MicrosoftのZuneは、Samsung、Creative Labs、iRiver等の製品と直接競合することになる。MicrosoftはZuneを発表するまで、Windows Media Audioフォーマットに対応したデバイスや音楽サービスを外部企業に開発させるよう力を入れてきた。こうして数多くのデバイスや音楽サービスがMicrosoftの「PlaysForSure」ブランドの下でマーケティングされていたことから、MicrosoftがZuneを発表したときは、こうした提携関係の今後について疑問の声が上がっていた。
Samsungによると、同社の音楽サービスは、スピーカーシステムを内蔵する「K5」プレーヤーなど、複数の新プレーヤーに対応する予定だという。
Samsungのデジタルオーディオビデオ部門でバイスプレジデントを務めるSeungsoo Park氏は「MusicNetとの提携により、われわれのプロダクトパッケージは完成する」と声明で述べた。Park氏によると、MusicNetを選んだ決め手となったのは、同社には音楽サービスを構築してきた実績があったことだという。Yahoo、MTV NetworksのURGE、MusicGremlinなどの音楽サービスではMusicNetを介して、大手レコード会社へのアクセスを提供していると、MusicNetの関係者は述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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