ヨーロッパからやってきた、強烈な個性のモバイルノート「FlyBook V33i」

ダイアローグ
内容:ヨーロッパを中心に、ユニークなモバイルノートPC「FlyBook」シリーズを発売しているダイアローグ社が、日本市場へと参入してきた。その先鋒となるのが、可動式の液晶ディスプレイが特徴的な「FlyBook VM」と、世界初の3.5Gデータ通信に対応した「FlyBook V33i」だ。今回は、この「V33i」を紹介していこう。

独特の雰囲気をもったノートPC

  • FlyBook V33i。本体カラーは、レッド/ブラック/シルバーの3色が用意されている

 FlyBook V33iは、A5サイズ、重量1.23kgの、1スピンドルモバイルノート。Pentium M 超低電圧版 733(V33i QLV)と、Pentium M 超低電圧版 753(V33i QTX)の2モデルが用意されている。8.9インチのワイドスクリーン液晶は180度回転させることが可能で、タブレットPCのような形で使用することができる。ただし搭載されているOSは、Windows XP Tablet PC Editionではなく、ノーマルなWindows XP Professionalだ。バッテリ持続時間は標準で約2時間。大容量バッテリ使用時だと、約4時間20分となる。このあたりは、昨今のモバイルノートと比べると、ちょっとさびしい数値ではある。

 液晶ディスプレイは感圧式タッチパネルにもなっており、付属のスタイラスペンでの操作が可能。また、ポインティングデバイスとしては、トラックポイントも装備されている。こちらは本体を両手でホールドしたスタイルでの使用に最適だ。マウスの左右クリックに対応したボタンが、両サイドについているのが非常に使いやすい。

 LAN、USB2.0、IEEE1394など、各種インターフェースポートは本体背面にまとめられている。必要なものは一通りそろっているが、最近の日本製ノートPCには必ず見られる、メモリカード専用のスロットはない。

 外装はシンプルながら、非常にセンスよくまとめられている。ゴム張りになっている天板外装の触感もなかなかいい。ちょっと見にはPCを入れているとは思えない、高級感漂うキャリングバッグが標準でついてくるところもポイントだ。

 デザインにこだわるメーカーの姿勢が、ちょっと触れるだけでも実によく見て取れるのである。単なる「ツール」としてではなく、「アイテム」として魅力的なノートPCだ。

  • 本体を開いたところ。84キーの日本語キーボードと、トラックポイントが見える

  • 両手でホールドしたポジション。両側にマウスの左右クリックに対応したボタンが用意されており、右手、左手どちらでも操作できる

  • 付属のキャリングケース。一見してPCを入れているとは思えない、オシャレなデザインだ

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