松下、新SDプレーヤー「D-snap」とドッキングできるミニコンポなど発表

坂本純子(編集部)2006年08月23日 20時49分

 松下電器産業は、SDオーディオプレーヤー「D-snap」2モデルと、D-Snapとドッキングできるハードディスク搭載のSDミニコンポ「D-dock」2モデルを9月8日より発売すると発表した。

 新「D-snap」は、サビの部分をメドレー再生できる「ザッピング再生」機能が付き、新曲チェックに便利になった。充電機能も強化され、付属のACアダプタもしくはD-dockで10分充電すると約3時間再生できる。128MバイトのSDメモリカードが付属する。また、SDメモリカードの上位規格であるSDHCに対応しており、現在発売されている4Gバイトのカードなどが使用できる。

新・D-snapの全カラー7色 新・D-snapの全カラー7色

 今回発表された2モデルは、基本機能は同じだが、主にカラーバリエーションと付属のイヤホンの機能が異なる。ホワイト、ブルー、ピンク、イエローの4つのカラーが用意されている「SV-SD400」(市場想定価格 1万6000円前後)には、雑音が入りにくい耳栓タイプの密閉型イヤホンが付属する。

 メタリック調のブルー、シルバー、ピンクの3つのカラーがそろう「SV-SD800N」(同 2万円前後)は、同様に密閉型のイヤホンが付属するが、さらに周囲のノイズや騒音を軽減するノイズキャンセリング機能がついている。「騒音キラー」と名付けられたこの機能は、付属のマイクで周囲の騒音の波形を分析し、それらのノイズを打ち消す効果のある波形の音を送ることで2つの波形が打ち消し合い、ノイズを低減するというものだ。付属のリモコンのタイプの装置で、機能のON/OFFができる。なお、ノイズキャンセリング機能を使用する場合、本体から電源をとるため再生時間は若干短くなり、約20時間(OFFなら約30時間)となる。

HDD容量 80GバイトのD-dock「SC-SX450」 HDD容量 80GバイトのD-dock「SC-SX450」

 新D-dockの大きな特徴は、D-snapとドッキングできるようになったこと、CDからHDDに最大12倍速で録音できるようになったこと、アナログ録音曲もコンポ内のDBなどと曲の波形(Music ID)を照合し、曲名を取得できる機能が付いたことだ。D-snapをコンポにドッキングさせると“続き再生”ができ、外出先から自宅に帰ってきたときにも聴いていた曲の続きをコンポで楽しめる。

浜崎あゆみさんが衣装に合わせて選んだのはブルー 浜崎あゆみさんが衣装に合わせて選んだのはブルー

 曲タイトル取得機能は、Gracenoteのデータベースを使用したものだ。コンポ内にもCD約35万枚分の曲データを持ち、インターネットに接続していなくてもある程度は曲名やアーティスト名が取得できるほか、新曲などはインターネット経由で対応するという。

 HDD容量が80Gバイトの「SC-SX450」(市場想定価格 6万5000円)と160Gバイトの「SC-SX850」(同 8万5000円)がある。

 会場には、CMキャラクターの浜崎あゆみさんが登場した。全7色がそろったD-snapを見ながら「今日はブルーを選びました。いろいろなカラーがあるので、その日の服に合わせて選べたらうれしい。犬の散歩などで音楽をよく聴くが、いいところで家に着いたりするので、そのまま家のコンポで聴けるのはうれしい」などとアピールした。

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