カブドットコム証券は8月17日、私設の夜間取引市場「kabu.comPTS」を9月15日に開設すると発表した。当初は東証1部上場銘柄を中心に、国内株式300銘柄を取扱う予定。
kabu.comPTSは、取引所の立会い取引と同様、値動きのある競売買方式で夜間取引サービスを提供する。2005年の証券取引法の一部改正により、私設取引システム(PTS)で競売買方式の取引が認められて以来、初の試みという。
取扱い予定銘柄は、時価総額と、全取引所の直近3カ月間における合計売買代金をもとに候補を抽出。値付率や株価変動率、カブドットコム内の売買/預り実績を考慮し、上位300銘柄を選定した。内訳は東証1部274銘柄、東証2部2銘柄、東証マザーズ11銘柄、大証ヘラクレス5銘柄、ジャスダック8銘柄。
サービス開始後は昼間の取引実績に加え、kabu.comPTSでの取引実績をみて、随時取り扱い銘柄の追加や削除を行い、同社のウェブサイトで案内するとしている。
19時から注文の受付けと気配表示を開始し、19時30分〜23時に取引を行う。当初は現物取引のみを扱う予定で、注文方法は成行、指値、不出来引け成行など、ほぼ昼間の立会い取引と同様。夜間取引のリアルタイム株価情報/板情報を表示する「kabu.comPTS ボードフラッシュ」などを提供する。
手数料は昼間の取引と同額を設定する予定。なお9月15日〜12月末の期間は、キャンペーンとして約定代金1000万円までの手数料を378円均一とする。
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