Fox Entertainment Groupは、MySpace.comを含む同社のインターネットサイトから映画とテレビ番組を配信する計画を立てている。
News Corp.の一部門であるFoxは米国時間8月14日、「24 -TWENTY FOUR-」や「プリズン・ブレイク」などのテレビ番組や「X-MEN: ファイナル ディシジョン」などの長編映画の動画ファイルをFox傘下のサイトでダウンロード提供する計画を発表するとみられる。料金は、映画が19.99ドル、テレビ番組が1話につき1.99ドルになる予定。
ハリウッドの映画会社はこれまで、デジタルコンテンツ配信の分野でApple Computerの支配を許すつもりはないという決意を示してきたが、今回のFoxの動きもその流れに沿ったものだ。一方の音楽業界は、Appleの音楽ダウンロードサイト「iTunes Music Store」にコンテンツ配信を委ねてきた。Appleはデジタル音楽に関する「門番」として台頭し、ほかのどのウェブサイトよりも楽曲を販売している。これに対し、映画やテレビ番組を保有する企業の幹部は、多くのネット小売業者がコンテンツを提供することを望むと述べてきた。
Warner Bros. Entertainmentは、こうした戦略を積極的に進めている映画会社の1つだ。同社はここ数カ月の間に、ビデオ共有サイト「GUBA」やファイル共有システムを提供するBitTorrentと配信契約を結んでいる。
AppleはすでにFox制作のテレビ番組を一部提供しているが、iPodのようなApple製品でしかコンテンツを再生することができない。
Foxによれば、業界初のサービスとして、顧客はダウンロードしたテレビ番組や映画を2台のWindows搭載マシンに保存でき、さらに1台の携帯機器にコンテンツを転送できるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」