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SNS監視ソフトでわが子を守れるか?--子供とハイテクをめぐる問題 - (page 2)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、大熊あつ子、長谷睦2006年08月11日 20時16分
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Facebook対抗策

 いっぽう、ソーシャルネットワークをキャンパス内から排除する学校も増加の一途をたどっている。

 その一例が、オハイオ州のケント州立大学だ。同大学は、運動部の学生がFacebookにプロフィールを掲載することを禁じた。Facebookは大学生の間で最も人気のあるソーシャルネットワークだ。報道によると、大学当局は運動部の学生に8月1日まで猶予期間を与え、この間にプロフィールを削除するよう求めたという。

 では、禁止する理由は何だろうか? 大学側は、学校のイメージが損なわれることを心配したようだ--ビールの「Miller Lite」を手にした上半身裸の写真を投稿した運動部の学生が、少なくとも1人はいたことが確認されている。また、度を超えて熱烈なファンや犯罪者が、掲載されたプロフィールから個人情報を抜き出そうとする可能性もあり、こうしたことから学生を保護する狙いもある、と同校は述べている。

 しかし、こうした規制は、言論の自由を支持する人たち、あるいは学生の反発を招く可能性がある。今では学生の多くが、電話番号や電子メールアドレスの代わりに、自分がFacebookで使用している名前を伝えるようになっているからだ。

 (Facebookによると、同サービスを利用している大学生は、全体の約75%にのぼるという)。

 大学当局が運動部員によるFacebookの利用を禁止する背景として、ノースカロライナ州のイーロン大学、およびシカゴにあるロヨラ大学やノースウェスタン大学などで、これまでにさまざまな問題が発生している点が挙げられる。イーロン大学では、同校の野球チームに所属する男子選手が女性の下着を身に着けた写真がFacebookに掲載され、さらにこの写真がスポーツゴシップサイトの「Badjocks.com」に転載される事件があった。同校はこの事件を受け、オンラインに写真を掲示する際の規則を設けた。イーロン大学は、統一キリスト教会によって設立されたプロテスタント系の学校だ。

教師の嘆き

 大学当局がハイテクが広まりすぎたことに悩んでいるいっぽうで、中学および高校の段階では普及が進まないことが悩みの種のようだ。

 米国時間6月26日に発表された年次調査「Teachers Talk Tech」によれば、米国では50%の教師が、時間と予算に制約がなく、信頼できる技術が利用できれば、毎日のカリキュラムにハイテクに関する授業を組み込む、と述べているという。また、中学、高校の教師は利用可能なハイテク教材がない点を嘆いているが、小学校の教師は時間の制約をより強く感じていることがわかった。

 この調査は、ソフトウェア会社のCDW Governmentが子供向け出版社であるScholasticの子会社と協力して実施したもので、幼稚園から高校に至る、米国内の1000人の教師にインタビューした結果をまとめたものだ。

 大多数の教師は、教え子の注意を惹き、成績を向上させるためにはハイテクが重要だと感じているという。そして、ハイテクを利用した授業計画が、21世紀の世界でこれから職業に就く子供たちにとっては予行練習になると考えているようだ。にもかかわらず、毎日ハイテクを活用した授業を行っていると答えた教師は、わずか37%だった。ただし、67%の教師は、週に3回は授業にハイテクを取り入れているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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