記録的な猛暑の影響でカリフォルニア州内の電力供給が一部停止してしまったことにより、MySpace.comは米国時間7月23日夜から約12時間にわたってシャットダウンされた。
MySpace.comは、人気のソーシャルネットワーキングサイトで、最近ではYahoo Mailを抜いて、米国で最も閲覧されているウェブサイトランキングの1位につけている。そのMySpace.comが、23日の午後6時40分(太平洋夏時間)から完全に利用不能の状態に陥った。
同サイトのホームページには一時、MySpaceの創設者であるTom Anderson氏からのメッセージが掲載された。メッセージには、「現在、弊社のデータセンターで停電が発生しているため、本サイトはご利用いただけません」と書かれていた。さらにメッセージのなかでAnderson氏は、停電は太平洋夏時間の午後6時40分に発生し、同社では「うまくいけば」約1時間ほどで再び利用可能な状態に戻ると予測しているとし、「何なら、皆さん賭けましょうか?」と冗談ぽくつけ加えられていた。
同サイトは、7月24日午前6時(太平洋夏時間)に回復した。
MySpaceの広報担当者は、今回に停電について次のように述べた。「週末にかけてロサンゼルスをおそった記録的な猛暑により、弊社のサーバが設置されている地域において、大規模な停電が起きた。さらに、予備の発電機が正常に作動しなかった。現在は電力が復旧し、ネットワークは問題なく稼働している」
MySpaceが本拠を置く、カリフォルニア州ウエストハリウッドで発生した今回の停電は、カリフォルニア州全域をおそった一連の大規模電力障害の1つにすぎない。停電が起きた日の前の週には、記録的な高気温が観測されていた。Los Angeles Times紙によれば、ロサンゼルス地域では、週末にかけて推定で約17万5000もの世帯および企業で停電が発生したという。また、サンフランシスコのベイエリアやサンディエゴでも同じく停電が報告されている。
MySpaceでは、長引く復旧作業にいらだつユーザーを少しでもなだめようと、サイト利用の一時停止の告知とともに、「Pac-Man」のフラッシュゲームが掲載されていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」